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	<title>インタビュー Archives - BookLink</title>
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	<title>インタビュー Archives - BookLink</title>
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		<title>書泉を「来る理由」がある場所にする　シリーズ3点で約3万冊を販売　株式会社書泉・手林大輔社長に聞く</title>
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		<dc:creator><![CDATA[編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 22 Aug 2023 05:14:35 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[白水社]]></category>
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										<content:encoded><![CDATA[<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="445" height="500" src="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/f9af486e56ab07d832dd89d4fe9879ab-e1692655355960-445x500-1.jpg" alt="" class="wp-image-8111" srcset="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/f9af486e56ab07d832dd89d4fe9879ab-e1692655355960-445x500-1.jpg 445w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/f9af486e56ab07d832dd89d4fe9879ab-e1692655355960-445x500-1-267x300.jpg 267w" sizes="(max-width: 445px) 100vw, 445px" /><figcaption class="wp-element-caption">手林大輔社長</figcaption></figure></div>


<p>　2023年前半の書店発拡販企画として最も反響が大きかった白水社「中世への旅」シリーズの書泉向け専用重版。SNSでの拡散をきっかけにこれまでに店頭とオンラインで累計約3万冊を販売。この経験をもとに、同社は既刊の新たな発掘・増売企画「書泉と、10冊」を24年3月までをメドに展開していく。これまでリアル書店が不得意としていたネット販促・販売もフル活用する。昨年9月に公募で書泉の社長に就任した手林大輔氏に、復刊企画の振り返りと、これからの持続的な書店経営に必要なこと、そして書泉の目指すことを聞いた。【聞き手＝星野渉・構成＝成相裕幸】</p>



<h2 class="wp-block-heading">「中世への旅」300部専用重版でスタート</h2>



<p><strong>―『中世への旅　騎士と城』がヒットに至るまでの経緯を教えてください。</strong></p>



<p>　書泉グランデ店次長の大内学が催事企画で「ヒストリ屋」という中世ヨーロッパをモチーフにした企画を立てたのが今年3月。彼は『中世への旅　騎士と城』を子どもの頃に読んで非常に印象に残っていて、催事の目玉としてどうしてもやりたいと考えました。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full is-resized"><img decoding="async" src="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/a5815764f495986e31c163fdf2337c83-768x1024-1.jpg" alt="" class="wp-image-8112" style="width:768px;height:1024px" width="768" height="1024" srcset="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/a5815764f495986e31c163fdf2337c83-768x1024-1.jpg 768w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/a5815764f495986e31c163fdf2337c83-768x1024-1-225x300.jpg 225w" sizes="(max-width: 768px) 100vw, 768px" /><figcaption class="wp-element-caption">「ヒストリ屋」コーナー前の大内氏（左）と手林社長</figcaption></figure></div>


<p>　実際、グランデでは刊行元の白水社さんが2010年に出した最後の重版の在庫を持って継続的に店頭で売っていましたが、版元では既に重版未定でした。それを彼が交渉して「300部買い切りであれば」と白水社さんから条件を提示していただきました。</p>



<p>　その後、僕に相談がきて、1年ぐらいで売り切るとの話でしたので許可したというのが始まりです。ちなみにこの300部はオフセット印刷で刷っています。この部数で当社専用にオフセットで重版してくださった白水社さんの判断は大きかったと思います。</p>



<p>　これが本当にすぐに完売しました。最初タワー積みで展開しまして、「じわじわ売れていくのかな」と話をしていたら、展開から数日経った頃にラノベ作家のSOW先生が店頭に見に来られて、大内から聞いた話をツイッター（現Ｘ）に投稿したところ「大バズリ」です。2日間ぐらいで最初の300部がなくなりました。</p>



<p>　そこで、書泉としてオンラインショップに力を入れていたこともあり、オンラインでの予約販売を大々的に開始しました。その結果、催事中の3月末までに予約数は1万2000冊までいきました。やはりオンラインショップで予約を取れたことが大きいですね。店頭販売だけではここまで伸びなかったと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading">オンライン販売が商圏を超える</h2>



<p><strong>―オンラインショップへの注力は、昨年、手林さんが社長になられてからですか。</strong></p>



<p>　僕が入社する前からここ1年、2年やってはいました。僕が来た時がおよそ月商1000万円くらいで、いまは2500～3000万円。「中世への旅」の時は最高で5000万円くらいまでいきました。</p>



<p>　リアルの本屋には商圏があります。オンラインは当然それを超えますし、当社は鉄道、アイドルのサイン入り写真集といった強いジャンルがあります。そういったジャンルは商圏を超えて、熱心なファンがいて、「中世の旅」もオンライン経由で探して購入いただけたのだと思います。あまりほかの書店さんでは持っていない商品を扱っていることの強み、その最たるものが今回の「中世への旅」でした。</p>



<p><strong>―オンラインショップの物流は内製化しているのですか。</strong></p>



<p>　同じアニメイトグループの中央書店が「コミコミスタジオ」というBL専門の書籍・コミックのEC事業を長く展開しています。受注システムからピッキング・発送まで内製化できているので、そこにお願いしています。</p>



<p>　今回の「中世への旅」は急にスポットで過大な注文がきてしまったので、中央書店さんが素早く別の物流拠点に再委託してくれました。</p>



<p>　物流はコストや作業の様子が見えにくくなってしまいがちなので、グループ内で相談しながらできることは大きなメリットだと思いますね。</p>



<p><strong>―いまオンライン経由の売り上げはどれくらいですか。</strong></p>



<p>　年間で大体2億円くらいです。書泉全体の売り上げが30億円超ですから、いまは10％いかないくらいです。「中世の旅」がオンライン売り上げの2割を占めていますが、今後もオンラインの比率をどんどん上げていくつもりです。</p>



<p>　今期末（8月）は2億円を超えて着地する見込みですが、気持ちとしては来期4億円ぐらいを目指したい。やはりオンラインショップ機能を持つことが大事だと、今回のケースで思いました。</p>



<p>　『騎士と城』の予約分については、当初、お客様への発送は5月以降としていましたが、少し早まり4月25日ぐらいから発送を始めることができました。その際、倉庫にたくさん梱包された『騎士と城』が積まれている場面をツイッターに投稿して、過程を見せることができたこと、それに発送を前倒しできたことでお客様の喜びが重なったことでも話題になりました。</p>



<p>　そこで『騎士と城』に続いて白水社さんと進めていた『中世の旅　都市と庶民』と『同　農民戦争と傭兵』を販売することも決まっていたので、チラシを同梱して購入者に「続編」の予約をお知らせできたのも効果的でしたね。それぞれ6000人強、合わせて1万2000冊以上のご予約をいだきました。その結果、販売数は7月31日時点でシリーズ累計2万9255冊（『騎士と城』1万5730冊、『都市と庶民』6881冊、『農民戦争と傭兵』6644冊）に達しています。</p>



<p>　なお『都市と庶民』『農民戦争と傭兵』の原本は四六判でしたが、企画段階で大内が「続きが欲しい人は判型も揃っていた方がよいので新書（白水Uブックス）にしてほしい」と要望し、白水社さんにご了解いただきました。</p>



<p>　なので『都市と庶民』『農民戦争と傭兵』はほぼ新刊といっていいと思います。最初の『騎士と城』は「書泉専用重版」でしたが、『都市と庶民』『農民戦争と傭兵』は「書泉専用新刊」であったことも大きかったですね。</p>



<p>　販売に関しては当社が加盟している書店協業会社「大田丸グループ」の大垣書店、久美堂に仲間卸しで提供しました。できるだけ多くの方に読んでもらうのが本望です。多くの読者に届けるには、一書店だけでは限界がありますから。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="768" height="1024" src="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/b866676e9e33b999cde240ce2afae0e8-768x1024-1.jpg" alt="" class="wp-image-8113" srcset="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/b866676e9e33b999cde240ce2afae0e8-768x1024-1.jpg 768w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/b866676e9e33b999cde240ce2afae0e8-768x1024-1-225x300.jpg 225w" sizes="(max-width: 768px) 100vw, 768px" /><figcaption class="wp-element-caption">書泉グランデ入口に設けられた「中世の旅」コーナー</figcaption></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading"><strong>独自商材・イベントに注力エンタメ色強化で規模拡大目指す</strong></h2>



<h2 class="wp-block-heading">&nbsp;</h2>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>「ここでしか売ってない」でブランディング</strong></h2>



<h2 class="wp-block-heading">&nbsp;</h2>



<p><strong>―この復刊企画を契機に始まった「書泉と、10冊」はどんなコンセプトですか。</strong></p>



<p>　企画名を「書泉〝の〟10冊」ではなく「書泉〝と、〟10冊」にしたことにこだわりがあります。書泉からの一方通行ではなく、書泉と出版社さん、著者さん、そしてお客様と一緒に送り出す「1冊」としたいという思いです。</p>



<p>　場合によっては本だけではなく、動画とか映像との連動企画も考えています。いろいろな方と協力して売りたいし、読んでほしいものをお届けしたい。それは買い切り重版かもしれないし、我々が販売権を取得するやり方かもしれません。</p>



<p>　まず1冊目はやはり白水社さんの『鉄腕ゲッツ行状記』です。こちらの予約は933冊でした。今後販売する分も含め1400冊をお願いしました。第2弾はバスの資料集『バスジャパン・ハンドブック』。これは我々が販売権を持って自分たちで刷って刊行する、同人誌のような形になります。</p>



<p>　最新版はBJエディターズ（発売＝星雲社）が刊行していますが、過去の復刻版を書泉で出すことを許可いただきました。すごくニッチなので、予約がどのくらいいくか読みにくいのですが、「書泉だったらやってくれるのではないか」とお客様に思ってもらえるジャンルもやるべきだと思っています。</p>



<p>　「10冊」とはいっていますが、いまの時点で10冊決まってるわけではありません。現在、順調に交渉が進んでおり、来年3月末までに10タイトルはいけるのでないかと思います。10タイトルを今後やらせていただいて、手応えがあれば書泉といえば「書泉と、10冊」をやってると思い出してもらえるようなブランディングがしたいのです。</p>



<p><strong>―それを事業として見た場合、いままでの書店のやり方と少し違いますが、そのあたりの意義や効果をどのようにみていますか。</strong></p>



<p>　〝ここでしか売ってない〟ものをどう作るかですね。本屋が新しいものを作ることはなかなか難しいですが、手に入りにくいものを手に入りやすくすることはできる。</p>



<p>　商圏は僕らの声が届く範囲なので、そこに届いたらあとは広く売っていただいて構いませんし、出版社さんも普通に重版してくださっていい。今回の白水社さんの流れもそのまま続くといいと思っています。</p>



<p>　最初に責任を持って買い取ったり、事前予約をしっかりとることは今後もやっていきますが、最後はその本が一番たくさん届く形にしていくことにこだわりがあります。</p>



<p>　あとはその本屋に行く意味、理由を考えたときに、「変なことをしている本屋」という位置づけが価値になると思います。この企画だけでなく、グラビアアイドルさんのイベントが年間300本以上あるとか、鉄道ジャンルの売り上げが全体の20％くらい、みたいな。</p>



<p>　今回のような復刊企画もありつつ、「書泉というエンタメ」にしていくことが、この後も生き残っていくためには必要なのではないかと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「面白がってもらう」を突き詰める</h2>



<p><strong>―社長に就任されてまもなく1年になります。書泉は老舗ですが、経営的に厳しい時期があり、アニメイトの傘下に入りました。どういった可能性を感じられましたか。</strong></p>



<p>　社長になる前は株式会社ベネッセコーポレーションでライツや版権を手掛け、キャラクターのライセンスでイベントをしたり、海外展開したりしていました。本屋はこれまで自分がしてきたこととは全然違うジャンルでしたが、書泉を面白い本屋にできると思って社長の公募に応募しました。</p>



<p>　業界の現状をみると、書籍流通は本がすごく売れている時はよく機能した仕組みでしたが、どうにもならなくなっています。そして多くの本屋がなくなってます。一方で、本屋は文化だから守らなければいけないと言ってくださる方もいる。いろいろな方が構ってくださる業界だと思います。</p>



<p>　既存のルールの中で頑張っても仕方がないとの思いはありますが、総取り替えするのはどの会社も難しい。であれば自分たちができる提案をしていく。少なくとも本屋を大事にしてくださる方が多くいるので、そこで僕らを「どう面白がってもらえるか」を突き詰めていくしかありません。</p>



<p>　経営的には効率化もしますけど、売り上げを上げることと、規模を大きくすることにこだわっていきます。いま年間売り上げが30億円超なので、50億円とか100億円という通過点を置きながらやっていきたい。まずは来期黒字にすることですが、現状の売り上げは昨年対比115％ぐらいで推移していますし、オンラインがそれなりに伸びてきているので、そこをしっかりやりきることが一つの突破口になります。</p>



<p><strong>―最近、芳林堂書店東長崎店（6月末）とエミオ狭山市店（7月末）を閉店しましたが。</strong></p>



<p>　全社での売り上げが伸びているから閉店を決めました。「町の本屋」の大切さもすごくわかってはいますが、経営的には伸びるところに人を集めて、しっかり収益をとって次のステップに進むという順番にしないとダメだと思ったからです。いま売り上げが伸びている書泉グランデ（神保町）、書泉ブックタワー（秋葉原）、芳林堂書店高田馬場店の大型店3店に人と資源を集中させます。</p>



<h2 class="wp-block-heading">普段使いとエンタメ化バランスを見極める</h2>



<p>　残っている小型店のみずほ台店（埼玉県富士見市）は、鉄道沿線にある「町の本屋」がどう生き残っていくかの検証がまだ足りないので、それをしっかりやっていきます。ここも「エンタメ化」がカギです。普段使いとエンタメ化のバランスがとれるのかどうかです。</p>



<p>　最近増えている個人書店などは基本的にエンタメだと思います。それはそれで意義があるし、長く続けてほしいと思っていますが、当社は個人事業ではなく会社なのでエンタメ化だけに振り切ることはできません。どのようなバランスでできるのかしっかりと見極めたい。</p>



<p>　いま、みずほ台店は鉄道関連書を少し厚めにした実験で相応に成果は出ています。それと女子の「推し活」は非常にマーケットが大きい。推し活はジャニーズだけでなく2.5次元、声優、アニメキャラクターもあるし、どこまで作り込めるか、5月ぐらいから店舗で展開を始めています。</p>



<p>　近所にある書店で購入するお客様にも、鉄道や推し活のマーケットはそこそこあるのではないかという仮説をこれから検証していきます。</p>



<p>　いま、ほとんどの町の本屋さんでコミック中心の傾向が強いと思います。私たちも売れるものをきっちり売ることは基礎体力としてやらないといけませんが、それだけだと厳しい。そうでない答えが見つかるかどうかです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">有料イベントの定番化に挑戦</h2>



<p>　当社の大型店は昨対で伸びています。書泉グランデと書泉ブックタワーは好立地にあるので、町の観光化、エンタメ化にも乗っています。秋葉原のブックタワーはレジ通過の5％が外国の方です。英語版コミックもありますし、ゲームの設定資料集とか、お土産でメジャーなマンガの1巻が売れます。</p>



<p>　芳林堂書店高田馬場店はそれら2店とは様相が違うのでいろいろ試しています。いまは「お笑い」です。お笑い関連本とかイベントがたくさんある本屋は少ない。現店長がすごく好きなので、お笑いの本でイベントや仕掛けがあれば、最初に声がかかるお店にしようとしています。それとホラーも非常に熱心なファンが多いので、しっかり売っていきます。</p>



<p>　あとは東京の本屋さんは地方に比べて圧倒的にイベントがやりやすいし、サイン本が取りやすい。それらもオンラインと組み合わせていきます。</p>



<p>　グランデとブックタワー合わせて年間300超、高田馬場店も70くらいのイベントをしています。ブックタワーはイベントスペースを1カ所から3カ所に増やします。</p>



<p>　挑戦したいのは本の購入とセットではない有料イベントの定番化です。僕はコンテンツをタダで配るべきではないと思っています。そもそも、著名人のお話を1000円程度で聞ける場所はほとんどありません。本屋は集客しやすいし、著名人も本屋だと協力してくださりやすい場所だと感じています。</p>



<p>　様々な取り組みを同時並行ですすめてエンタメ色を強くして、書泉を「本屋に来る理由」がある場所にしていきます。</p>



<p><strong>―これからの展開に期待しています。本日はありがとうございました。</strong></p>



<p><strong>手林大輔（てばやし・だいすけ）氏</strong>　1970年富山県生まれ。同志社大学文学部文化学科日本文化史専攻卒、1993年ベネッセコーポレーション入社、幼児向けの教育サービスに長く携わり、しまじろうのコンサートや各種イベント・施設、英語教育事業の立ち上げ、海外へのコンテンツ展開などを担当、2022年7月退社、22年9月より現職</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<h2 class="wp-block-heading">&nbsp;</h2>



<h2 class="wp-block-heading">白水社　「中世の旅」シリーズ 今春以来累計4万3000部　小林取締役「小規模出版社ならでは」</h2>



<p>　白水社の「中世の旅」シリーズ3点は、書泉への専用重版・新刊刊行をきっかけに需要が顕在化したことで、書泉以外からの注文にも対応。今年春以来の累計発行部数は7月末時点で『中世への旅　騎士と城』が2万3000部、『都市と庶民』『農民戦争と傭兵』が各1万部の計4万3000部に達している。現在でも売れ続けており、いまも多くの追加注文が入っているという。</p>



<p>　同社の小林圭司取締役営業・宣伝部部長は、「今回の成果については、書泉の大内さんの熱意の賜物だと思います。当社は日頃から数百部ロット（ショートラン）の重版を行っているので、大内さんのご提案に即座に対応できたのは、小規模出版社ならではかもしれません」とコメント。</p>



<p>　ほかの書店などから買い切り専用重版など同様の提案があった場合、「今のところご提案はありませんが、あれば対応したいと思います」と前向きだ。ショートランの最低ロットは100部から可能だというが、原価率が高くなることから300部ぐらいからが現実的だという。</p>



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<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="316" height="500" data-id="8114" src="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/f829ea2d1102ff5dbcd8ef00b3e154f7-316x500-1.jpg" alt="" class="wp-image-8114" srcset="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/f829ea2d1102ff5dbcd8ef00b3e154f7-316x500-1.jpg 316w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/f829ea2d1102ff5dbcd8ef00b3e154f7-316x500-1-190x300.jpg 190w" sizes="auto, (max-width: 316px) 100vw, 316px" /><figcaption class="wp-element-caption">『中世への旅　農民戦争と傭兵』（ハインリヒ・プレティヒャ著／関楠生訳）。1980円（税込）</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="316" height="500" data-id="8115" src="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/87346de5644419a335ba61c12daa4692-316x500-1.jpg" alt="" class="wp-image-8115" srcset="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/87346de5644419a335ba61c12daa4692-316x500-1.jpg 316w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/87346de5644419a335ba61c12daa4692-316x500-1-190x300.jpg 190w" sizes="auto, (max-width: 316px) 100vw, 316px" /><figcaption class="wp-element-caption">新たに白水Uブックスとして刊行した『中世への旅　都市と庶民』（ハインリヒ・プレティヒャ著／関楠生訳）1980円（税込）</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="313" height="500" data-id="8116" src="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/634f17d02318afbb9235f951a3b1ed64-313x500-1.jpg" alt="" class="wp-image-8116" srcset="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/634f17d02318afbb9235f951a3b1ed64-313x500-1.jpg 313w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/634f17d02318afbb9235f951a3b1ed64-313x500-1-188x300.jpg 188w" sizes="auto, (max-width: 313px) 100vw, 313px" /><figcaption class="wp-element-caption">専用重版した『中世への旅　騎士と城』（ハインリヒ・プレティヒャ著／平尾浩三訳）1980円（税込）</figcaption></figure>
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		<title>『図書館のお夜食』（ポプラ社） 著者・原田ひ香さんに聞く　書店、図書館への想い</title>
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		<dc:creator><![CDATA[編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 09 Aug 2023 04:53:34 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[フェア・本の紹介]]></category>
		<category><![CDATA[ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[出版]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[ポプラ社]]></category>
		<category><![CDATA[書店]]></category>
		<category><![CDATA[図書館]]></category>
		<category><![CDATA[原田ひ香]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>　ポプラ社は６月、人気作家・原田ひ香さんの最新刊『図書館のお夜食』を刊行した。『三千円の使いかた』（中央公論新社）や『ランチ酒』（祥伝社）など、数々のヒット作を生み出している原田さん。夜だけ開いている不思議な図書館を舞台 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="500" height="375" src="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/0669954b1379168c9ae6ccfd0142132e-500x375-1.jpg" alt="" class="wp-image-8034" srcset="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/0669954b1379168c9ae6ccfd0142132e-500x375-1.jpg 500w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/0669954b1379168c9ae6ccfd0142132e-500x375-1-300x225.jpg 300w" sizes="auto, (max-width: 500px) 100vw, 500px" /><figcaption class="wp-element-caption">原田ひ香さん（ポプラ社提供）</figcaption></figure></div>


<p>　ポプラ社は６月、人気作家・原田ひ香さんの最新刊『図書館のお夜食』を刊行した。『三千円の使いかた』（中央公論新社）や『ランチ酒』（祥伝社）など、数々のヒット作を生み出している原田さん。夜だけ開いている不思議な図書館を舞台にした今作も、このほど４刷が決定するなど売れ行きも好調だ。図書館や書店、そしてそこで働く人たちへの思いなどについて原田さんに聞いた。【増田朋】</p>



<p>　東北の書店に勤めるもののうまく行かず、書店の仕事を辞めようかと思っていた主人公は、ＳＮＳで知った東京の郊外にある「夜の図書館」で働くことになる。そこは、開館時間が夕方７時から12時まで、亡くなった作家の蔵書が集められた、いわば本の博物館のような図書館だった。しかも、仕事中に出てくるまかないは実際の本に登場する〝料理〟のみ…。</p>



<p>　原田さんがこの物語を執筆するきっかけのひとつが、今の出版不況によって生活が成り立たなくなり、熱意のある書店員さんが仕事を辞めざるを得ない現状があるという。「夜の図書館」で働いている本好きのメンバーたちの心模様などを通して、自信をなくしたり、目標を見失ってしまうことがあるかもしれない人たちの背中を、やさしく押してくれるような作品となっている。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="341" height="500" src="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/b052a59bb9af825fc4898d122b6beb84-341x500-1.jpg" alt="" class="wp-image-8035" srcset="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/b052a59bb9af825fc4898d122b6beb84-341x500-1.jpg 341w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/08/b052a59bb9af825fc4898d122b6beb84-341x500-1-205x300.jpg 205w" sizes="auto, (max-width: 341px) 100vw, 341px" /></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">最新作の舞台は「夜の図書館」</h2>



<p><strong>──図書館を舞台に、本にまつわる人たちの物語を書こうと思ったきっかけは何だったのですか。</strong></p>



<p>　夜だけ開いている図書館を題材にしたいという構想は数年前からあったんです。夜の図書館って、老若男女がいつでも訪れることができて、好きな本を選んだり、調べものをしたりする昼間の図書館とは違って、知る人ぞ知る秘密の場所のようなイメージです。</p>



<p>　それとともに、村上春樹さんが昔に書いたエッセーの中だったか、海外には図書館を見回る「探偵」のような人がいるというお話も気になっていました。あやしい本ばかりを借りていくような人がいたり、置いてある本を盗んで売っちゃうような人を取り締まる探偵です。そういった話が合わさって、夜だけ開いてる図書館での物語を書いてみたくなったんです。</p>



<p>　また、今回は亡くなった作家の蔵書を集めた図書館での話ですが、これも以前から考えていました。小説家だけでなく作家の皆さんは、とても興味深い、多くの蔵書をお持ちでしょう。そういった蔵書が作家ごとに展示されているような図書館があったら、おもしろいなというのが執筆のきっかけですね。</p>



<p><strong>──物語には本好きなキャラクターがたくさん出てきますね。</strong></p>



<p>　夜の図書館で働くメンバーはそれぞれ、生き方や働き方に悩みや秘密を抱えています。そんな彼らに共感し、読んだ人が「働くこと」「生きること」をあらためて考える機会になればいいと思います。</p>



<p>　例えば、かつて没頭していた読書に徒労感を感じるようになり焦りを感じている蔵書整理係の女性が登場します。最近は、わたしも含めて、長い時間集中して本を読むことができなくなったと感じる人も多いのではないでしょうか。読んでいてもメールやニュースなどが気になったり、電子書籍で読んでいてもＬＩＮＥが画面に通知されたりして、たびたび気が散ってしまいます。</p>



<p>　テレビも長い番組を見るのもけっこう辛くなっていますし、ユーチューブやＳＮＳなど本当に「ショート」なものが好まれる時代だと思います。このままだと、みんな本当に本が読めなくなってしまうのではないか。そういった恐れ、危機感もあのキャラクターには込めています。</p>



<h2 class="wp-block-heading">子どもの頃から通う書店、図書館</h2>



<p><strong>──原田さんにとって書店や図書館とはどんな場所ですか。</strong></p>



<p>　新刊本を置く書店や古書店、図書館など本にまつわる場所には、子どもの頃からよく出入りしてきました。近所の図書館も書店も、本当に毎日のように行く場所でした。学生時代や働き始めてからも、ターミナル駅近くの書店には取りあえず行っていましたね。有名作家の新刊が出るとなれば、今でこそネットなどでたくさんの情報が入って来ますが、昔は書店に行かないと分からないことも多かったです。ですから、週に何回かは必ずチェックするっていう感じでした。</p>



<p>　ドラマのシナリオを書く仕事をしていたときも、おもしろい原作本に出会うため、これまた本当に毎日のように書店に通っていました。大きな書店で新刊の棚からざっと見ていきながら、びびっと来る本を探していました。</p>



<p>　ただ、自分が小説を書くようになり、デビューから何年かは書店から少し足が遠のきました。例えば、３冊目に書いた『人生オークション』という本は初版部数も少なく、書店に並んでいるのを一回も見ずに終わったんです。そんな作品も文庫になってから何度も重版し、本当にありがたいと思っていますが、自分の書いた本がどこにも置いていないことが、なかなか辛いときもありましたね。</p>



<p>　今は近所の小さな書店にもよく行きますし、『三千円の使いかた』が文庫ランキングに入っていて、うれしくなってお店の人に思わず声をかけてしまったこともありました（笑）。今は本をネットで買う人も増えているようですが、私の作品は書店で買ってくださる人が多いと聞いています。そういう意味でも書店の方々にはとても感謝しています。</p>



<p><strong>──書店や図書館には新たな出会いを求めて行く感じですか。</strong></p>



<p>　そうですね。今は自分が好きな作家さんとツイッターなどでつながっていれば、欲しい本の情報をすぐに知ることができて、買うことができます。ですから今はむしろ、書店で誰かの新刊に出会うことを楽しみにしています。昔はよく本の「帯」だったり、その本の「表情」を見て買うことも多かった気がします。そういった感覚も忘れないようにしたいですね。</p>



<p><strong>──出版不況で書店員たちが仕事を続けられなったり、図書館職員の非正規雇用が問題になっていたりしています。</strong></p>



<p>　閉店してしまう書店の話題などを耳にするたびに、皆さんものすごく苦労されていて、本当に大変だなと感じています。公立図書館で非正規雇用の職員が増えているという話も聞きます。</p>



<p>　作家として何ができるのかは分かりませんが、この本を読んだ書店員さんからは「自分を見失いそうになったとき、読み返してそばに置いておきたい一冊」とか、「この一冊の本がさらに本好きの道に導いてくれる」といった感想を寄せていただき、感謝しています。ですから、今回書いたような「夜の図書館」のような場所、生き方や働き方に悩む本好きの皆さんが集まれるようなところがあったらいいなと、思ったりもします。</p>



<p>　また、この本を読んでくださる読者にも、書店員さんや図書館員さんの厳しい状況に目を向けてもらえるきっかけにもなればいいと願っています。書店の皆さんにはいつもイベントを考えて開催していただいたり、作家にもとても大事な存在です。時々、知り合いの書店員さんにお会いしたりしてサイン本を頼まれたりもしますが、できるだけ協力するようにしています。私も作家としてようやく皆さんに〝恩返し〟ができるようになってきましたので、できることがあれば、これからも積極的にやっていきたいです。</p>



<p><strong>──この本を売っている書店員さんたちへのメッセージはありますか。</strong></p>



<p>　メッセージではないかもしれませんが、ぜひ私のツイッターをフォローしていただきたいです。書店員さんでしたら私もフォローしますので、そうやって、もっとたくさんの方たちとつながりたいですね。</p>



<p>　また、この本には男性だったり年配のキャラクターも登場しますので、実際にそういう方たちにも自分の人生と照らし合わせながら読んでいただけれたら、うれしいです。読後の感想で、本に携わっていない方からも「こういう場所で働きたくなった」というような声もいただきますので、本好きな人はもちろん、そうでない人にもぜひ手にとっていただけたらうれしいです。</p>



<p><strong>──ありがとうございました。</strong></p>
<p>The post <a href="https://book-link.jp/media/archives/8033" data-wpel-link="internal">『図書館のお夜食』（ポプラ社） 著者・原田ひ香さんに聞く　書店、図書館への想い</a> appeared first on <a href="https://book-link.jp/media" data-wpel-link="internal">BookLink</a>.</p>
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		<title>『ハイジ 上巻～出会い～』『大きな古時計』（出版ワークス）／工藤和志社長ら関係者に聞く</title>
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		<dc:creator><![CDATA[編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 16 Nov 2020 07:46:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[フェア・本の紹介]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[大きな古時計]]></category>
		<category><![CDATA[出版ワークス]]></category>
		<category><![CDATA[ハイジ]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>不朽の名作「デジタル技術」と「専門家の力」で蘇らせる 　絵本、児童書を中心に出版する出版ワークス（兵庫県神戸市・工藤和志社長）は、日本でも「アルプスの少女ハイジ」のタイトルでアニメ化されるなど人気を博したスイスの児童文学 [&#8230;]</p>
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<h1 class="wp-block-heading">不朽の名作「デジタル技術」と<br>「専門家の力」で蘇らせる</h1>



<figure class="wp-block-gallery has-nested-images columns-default is-cropped wp-block-gallery-2 is-layout-flex wp-block-gallery-is-layout-flex">
<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="584" height="712" data-id="7575" src="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/6c0847037cce3f0cacdfc14cbd8374e0.jpg" alt="" class="wp-image-7575" srcset="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/6c0847037cce3f0cacdfc14cbd8374e0.jpg 584w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/6c0847037cce3f0cacdfc14cbd8374e0-246x300.jpg 246w" sizes="auto, (max-width: 584px) 100vw, 584px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="568" height="712" data-id="7576" src="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/26d508040771d279425cd0a2e7e56af8.jpg" alt="" class="wp-image-7576" srcset="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/26d508040771d279425cd0a2e7e56af8.jpg 568w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/26d508040771d279425cd0a2e7e56af8-239x300.jpg 239w" sizes="auto, (max-width: 568px) 100vw, 568px" /></figure>
</figure>



<p><strong>　絵本、児童書を中心に出版する出版ワークス（兵庫県神戸市・工藤和志社長）は、日本でも「アルプスの少女ハイジ」のタイトルでアニメ化されるなど人気を博したスイスの児童文学作品『ハイジ』を手芸家・高原ゆかりさんによる「絵キルト」で再現した『ハイジ上巻～出会い～』を10月31日に刊行。また、絵本作家でイラストレーターの伊藤正道氏（1956～2012年）が、アメリカで生まれた名曲を絵本化した『大きな古時計』も同日、復刊した。両作品にはQRコードが付けられ、スマートフォンやパソコンで読み取ると朗読の音声や今作のために作曲したメロディが流れるという「絵本」のジャンルでは収まらない作品に仕上がった。（聞き手　堀雅規）</strong></p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="691" height="517" src="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/01d8f48b47bf6052d86f4e5956274816.jpg" alt="" class="wp-image-7577" srcset="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/01d8f48b47bf6052d86f4e5956274816.jpg 691w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/01d8f48b47bf6052d86f4e5956274816-300x224.jpg 300w" sizes="auto, (max-width: 691px) 100vw, 691px" /><figcaption class="wp-element-caption"><strong>工藤和志社長</strong></figcaption></figure></div>


<p><strong>　工藤社長、高原さん、両作の楽曲を提供したピアニストで、音楽を活用した乳幼児向けアカデミーの展開、子どもたちの舞台演出なども手掛ける今安志保さん、今安さんの長女で女優、ラジオパーソナリティも務める朗読の琴奈さん、志保さんの教え子でミュージカルにも出演、今回、琴奈さんと一緒に『大きな古時計』の歌唱を担当した齊藤春佳さん（５歳）に話を聞いた。</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>有名作品をこれまで以上に浸透させるには</strong></h2>



<p><strong>工藤</strong>　伊藤正道さんの権利者（親族）から『大きな古時計』復刻の話をいただいたのですが、17 年前に他社から刊行され、多くの人に知れ渡っている作品なので、普通の焼き直しではこれまで以上に浸透するのは難しいのではと考えていました。そこで『大きな―』は「本ではなく、『音楽』」という根本を見つめ直して、ある人の紹介で知り合った今安（志）さんに相談しました。<br>　今安さんは、自身が演奏するだけの音楽家ではなく、音楽の力と、子どもたちの脳、心理面を紐付けする独特の幼児教育を推奨されている。近年増えているという多動性症候群（ADHD）の原因や改善策においても明確な理論を持たれ、話を聞いて感銘を受けました。今安さんから「音楽を取り入れて、子どもの脳の活性化、親子のコミュニケーションなどに繋がる作品にしてはどうか」と提案され、ぜひ創作活動に参加してほしいとお願いしました。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="469" height="724" src="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/625c0c9e2e86e7f55ada93dc0de0fc09.jpg" alt="" class="wp-image-7578" srcset="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/625c0c9e2e86e7f55ada93dc0de0fc09.jpg 469w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/625c0c9e2e86e7f55ada93dc0de0fc09-194x300.jpg 194w" sizes="auto, (max-width: 469px) 100vw, 469px" /><figcaption class="wp-element-caption"><strong>今安志保さん</strong></figcaption></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading"><strong>「ミラーニューロンの神経細胞」の活性化を絵本に活用</strong></h2>



<p><strong>今安（志</strong>）　絵本は強制的に読ませるのではなく、「読みたくなる」ものであるべきです。工藤社長から話しを聞いたとき、オリジナルの曲を作り、歌も入れて、「読ませる絵本」ではなく、音を聴くと「自然と一緒に歌いたくなる」、「本を読みたくなる」ものにした方がいいと申し上げました。<br>　私が幼児教育で常に意識していることは「ミラーニューロンの神経細胞」（自らの行動と、他者の行動を見て、反応、刺激、影響を受ける神経細胞）の活性化です。音楽や人前で演じることを通じて子どもの非認知能力を高めます。本は図書館で静かに読むだけのものではありません。「大きな声で読んでいいんだ」、「歌っていいんだ」と思える作品に仕上げたいと思い、歌唱の二人を推薦しました。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="523" height="524" src="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/9f479da511d974055c7bb83503c9706e.jpg" alt="" class="wp-image-7579" srcset="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/9f479da511d974055c7bb83503c9706e.jpg 523w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/9f479da511d974055c7bb83503c9706e-300x300.jpg 300w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/9f479da511d974055c7bb83503c9706e-150x150.jpg 150w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/9f479da511d974055c7bb83503c9706e-500x500.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 523px) 100vw, 523px" /><figcaption class="wp-element-caption"><strong>今安琴奈さん</strong></figcaption></figure></div>


<p><strong>今安（琴）</strong>　架空の人物を演じるときは、ある程度、自分で考えて表現できますが、実在した人は、不朽の名作「デジタル技術」と「専門家の力」で蘇らせる有名作品をこれまで以上に浸透させるには「ミラーニューロンの神経細胞」の活性化を絵本に活用『ハイジ 上巻～出会い～』『大きな古時計』（出版ワークス）／工藤和志社長ら関係者に聞く「自分」という色を出さずに、本人の「人生」だけをお客様に届くように心がけてきました。今回、『大きな―』巻末の伊藤正道さんが「『大きな古時計』に託した思い」を朗読したときは、心の中で伊藤さんに「私の声、私の身体を使って読んでください」という思いで、「朗読」というより伊藤さんの「代読」という気持ちで読ませていただきました。<br>　歌唱においては、100 年以上前に作曲された歴史ある名曲ということで、とても身が引き締まる思いで歌いました。<br>　何より収録は約５時間かかりましたが、春佳ちゃんは集中力が途切れず、頑張って歌いました。その健気で懸命に歌う様子は、聴いてくれた人に必ず伝わると思います。</p>



<p><strong>齊藤</strong>　少しドキドキしたけど、とても楽しくワクワクしながら歌いました。またやってみたいです。</p>



<p><strong>工藤</strong>　伊藤さんの「託した思い」は、文章のみで朗読の予定はなかったのですが、琴奈さんが提案して読んでくれました。同席した当社のスタッフは涙を流しながら聞いていたそうです。ぜひ多くの読者にも聞いてほしいですね。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="523" height="524" src="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/1f55348d5bbafb075739d36095deb6d9.jpg" alt="" class="wp-image-7580" srcset="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/1f55348d5bbafb075739d36095deb6d9.jpg 523w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/1f55348d5bbafb075739d36095deb6d9-300x300.jpg 300w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/1f55348d5bbafb075739d36095deb6d9-150x150.jpg 150w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/1f55348d5bbafb075739d36095deb6d9-500x500.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 523px) 100vw, 523px" /><figcaption class="wp-element-caption"><strong>齊藤春佳さん</strong></figcaption></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading"><strong>全ページ絵キルトで制作した希少作品</strong></h2>



<p><strong>工藤</strong>　『ハイジ　上巻～出会い～』は、元美術教師で、現在は兵庫県で絵本図書館を開き、手芸家、キルト作家として知られる高原ゆかり先生に依頼しました。手芸書を刊行しておられる著名な方ですが、私の妻がパッチワークをしていることもあり、憧れの存在である高原先生に「絵キルト」の手法を用いて、さらに作品の選定も先生にお任せしました。</p>



<p><strong>高原</strong>　「赤毛のアン」、「鏡の国のアリス」など、名作は数多く、選定はとても悩みました。自分の原点を振り返って子どものころ大好きだった「ハイジ」を提案しました。干し草の上で寝転んで、おじいさんの家の丸窓から月明かりが差し込んで…そんな情景を思い起こしながら、とても楽しく作業しました。<br>　読者のみなさんには、従来のインク、絵の具とは異なる、布、糸、ビーズなどの「味わい」を感じとってほしいです。16、17 ページのモミの木は工藤夫人が携わってくれました。素晴らしい出来映えです。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="471" height="724" src="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/1bf5deec0752c2b187b653c89591a562.jpg" alt="" class="wp-image-7581" srcset="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/1bf5deec0752c2b187b653c89591a562.jpg 471w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/1bf5deec0752c2b187b653c89591a562-195x300.jpg 195w" sizes="auto, (max-width: 471px) 100vw, 471px" /><figcaption class="wp-element-caption"><strong>高原ゆかりさん</strong></figcaption></figure></div>


<p><strong>今安（志）</strong>　高原先生の絵キルトがすごく素敵なので、作品の素晴らしさを損なわず、先生の世界観をピアノでどう表現するか、私の音楽人生の中でも大きな挑戦でした。私も山が大好き。そんなことを思いながら、『ハイジ』のためだけに作曲しました。収録も一音一音を大事に演奏し、気持ちが入ったメロディになったと自負しています。ぜひ多くの子どもたちの手に届いてほしいと願っています。</p>



<p><strong>今安（琴）</strong>　ハイジの作品はもちろん知っていますが、改めて高原先生作の『ハイジ』を読んで感動したと同時に「風」、「香り」のようなものを感じました。どのように朗読すれば、先生が気持ちを込めて製作したハイジやおじいさん、そしてクララたちが、読者の方々に、いかに動いて見えるかを考えました。母の書き下ろし曲に私が声を乗せて、命を吹き込む気持ちで取り組みました。「本」というより、「生きた作品」になったと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>最新技術駆使も根幹は「紙芝居」</strong></h2>



<p><strong>工藤</strong>　伊藤さんのイラスト、高原先生のキルト、このクオリティが高い作品に、クオリティの高い「音」を掛け合わせるとどうなるのか、何が起きるのか、当社としても初めての取り組みでしたが、想像以上のものができました。完成品を見て、聴いてみると、QR コードという先端の技術を使っていますが、懐かしい感じがするのです。それは「紙芝居」という記憶だったのです。古時計、ハイジのストーリーが鮮明によみがえって、子どものころ大好きだった紙芝居を思い出しました。<br>　活字離れ、本離れが叫ばれ、確かに「読む」という動作は、読書に慣れていない人には非常に時間がかかる感覚です。しかし、「見る」、「聴く」はダイレクトに脳に、心に入ってきます。今作を手にして想像力がかき立てられ、「本って面白いな」と思う子どもたちが増えてくれれば児童書出版社として喜ばしいかぎりです。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="768" height="499" src="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/71f3edca64830cbcbe144d4a994baa8a-768x499-1.jpg" alt="" class="wp-image-7582" srcset="https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/71f3edca64830cbcbe144d4a994baa8a-768x499-1.jpg 768w, https://book-link.jp/media/wp/wp-content/uploads/2023/07/71f3edca64830cbcbe144d4a994baa8a-768x499-1-300x195.jpg 300w" sizes="auto, (max-width: 768px) 100vw, 768px" /></figure></div>


<p><strong>株式会社 出版ワークス</strong><br><strong>設　立：2011年5月18日</strong><br><strong>資本金：1490万円</strong><br><strong>代表者：工藤和志</strong><br><strong>所在地：〒651-0084　</strong><br><strong>兵庫県神戸市中央区&nbsp;磯辺通３丁目 1-2-604</strong></p>
<p>The post <a href="https://book-link.jp/media/archives/7574" data-wpel-link="internal">『ハイジ 上巻～出会い～』『大きな古時計』（出版ワークス）／工藤和志社長ら関係者に聞く</a> appeared first on <a href="https://book-link.jp/media" data-wpel-link="internal">BookLink</a>.</p>
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