コンピュータ出版販売研究機構(CPU)はこのほど、「コンピュータ書籍棚分類コードガイド」を改定し、2024年10月版を発行した。今回の改定では、書店の棚作りに役立つコンテンツ、新しい分類・用語の追加など、最新のトレンドを反映させた。
CPUはコンピューター関連の書籍を発行する出版社で構成される団体。現在の加盟会社はSBクリエイティブ、技術評論社、秀和システム、翔泳社、マイナビ出版、ソシム(準会員)。改定版の「コンピュータ書籍棚分類コードガイド」はCPUの公式サイトで公開されている。主な改定ポイントは次の通り。
▼棚作りのポイントを掲載
2ページ見開きで「売れる!PC書棚作りのポイント」を掲載。中規模書店の棚作りを念頭に、各ジャンルの書籍の選定方法や効果的な陳列方法を詳細に解説している。
▼棚チェックリストの追加
巻末に「棚チェックリスト」を追加。棚作りのポイントと連動し、棚の更新時や改善の必要性を確認するガイドラインとして活用できる。
▼新分類の追加
大分類「B8 人工知能・機械学習」に小分類「B8-05 AIサービス」を新たに追加した。OpenAI APIなど、高度なAIサービスに関する書籍が対象。
▼最新用語の追加
AIの急速な進化に伴い「D4-03 AIアプリ活用」「B8-02 機械学習・深層学習」「B8-04 生成AI、対話型AI」の代表的な最新キーワードを追加した。その他のジャンルでも新しい用語を随時更新する。
▼旧用語の整理
使用されなくなった用語の整理。
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