
書店における日記・手帳、カレンダーは、単なる文房具ではなく、季節集客や売り上げ拡大の重要なけん引役となっている。書店入口やレジ前での大規模フェアは、季節感を演出し、「今年もそろそろ買わないと」という心理を刺激する。
10月~12月にかけて翌年版が発売される日記・手帳は、新たな年を迎える準備の流れに乗って、毎年購入する固定ファンも多いといわれる。来店同期を生む季節商材として、客単価アップに貢献する商材として、文具・雑貨との連携による売場演出にも工夫を加えるなど、年々取り扱いを拡大する書店も見られる。
カレンダーも昔から書店で手に取る人は多い。最近は種類も豊富で、ネットや量販店では手に入りにくいタレント・キャラクター・アート系もそろうため、ギフト需要も含めて集客効果が大きいと思われる。
これから年末にかけて、今年はどのようなラインナップが書店店頭をにぎわすだろうか。早くも楽しみだ。

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