現代「神道」講座 寛容と共生のこころ
日本固有の信仰として継承されてきた「神道」。周知のように神道は明治維新から第二次世界大戦敗戦までの数十年間をのぞいて、自然信仰(アニミズム)や仏教と融合(習合)し、日本人にとっていわば根源的存在(血・肉・骨)となっています。それは祭り、習俗、儀礼、ならわしなどとして、合理的デジタル社会となった現在でも習慣的に行われていますし、人気アニメの舞台として取り上げられた神社がいわゆる「聖地」と言われ、若者を中心に絵馬の奉納を目的とする「巡礼」が流行し続けています。その「多面性」を指摘し、日本神話にはじまり、森や動物、地名、建築、疫病、相撲、天気などジャンルを問わず幅広い形で神道と日本文化とのかかわりを取り上げました。
「個」のあり方が重要視、大切にされる現代社会にあって、その「個」と「個」をつなぎ合わせる共同体の祈りを重要視してきた神道・神社のあり方、役割を今一度見直すきっかけとなる一般向けの教養書です。「神社」巡りのガイドブックはあまた出ていますが、その思想や役割を明確に知らしめてくれる入門書としては新鮮な一冊です。加えて付録の「Q&A 神道の基礎知識」と「主な神社信仰と歴史」は興味を深めてくれるでしょう。
プロフィール 藤本頼生(ふじもと よりお)
1974 年岡山県生まれ。國學院大學神道文化学部教授。國學院大學大学院文学研究科博士後期課程
修了。博士(神道学)。WCRP 日本委員会平和研究所所員。著書に『神道と社会事業の近代史』(弘文堂)、『神社と神道がよ~くわかる本』(秀和システム)、『鳥居大図鑑』(グラフィック社)など。
・商品属性 : 新刊
・商品形態 : 単行本
・ジャンル : 人文
出版社 : 佼成出版社
著者名 : 藤本頼生
投稿日 :2024-02-13
ISBN : 9784333029150
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