文化通信社はデジタルチラシ配信サービス「BookLink PRO」で第2回「書店員が投票する! デジタル販促チラシコンテスト」を7月1~31日にかけて開催した。出版社の販促チラシやPOPなどに、書店員がコメントを付けて投票するコンテスト方式で行われ、約70人の書店員から約200の投票が寄せられた。
出版社別の得票総数ベスト3は、1位「PHP研究所」2位「あさ出版」3位「中央公論新社」。投票理由としてはテレビ番組での紹介情報、レイアウトの見やすさ、売れ行き好調の理由を明記しているなどが評価された。
チラシ別では技術評論社「神戸万知さんの温かい文と写真で届けるタンタンヒストリー『ありがとう! パンダ タンタン 激動のパン生 ~懸命に生きた28年間~』」、あさ出版「7月13日ごろ読売全五段(掲載シェア20%)かくれ繊細さんの『やりたいこと』の見つけ方」、創元社「『石の本』フェア:担当編集者お手製拡材つき」が上位となった。
キャンペーンのレポート記事は今後も本紙「The Bunka News」や書店向け情報紙「BookLink」のウェブ版などで紹介していく。また、上位3社に寄せられた主な投票コメントは次の通り。
出版社別のベスト3 書店員の投票コメント
▼PHP研究所
「テレビ紹介情報があると売れている理由が分かりやすい」
「紹介された番組名がわかりやすく目に留まる」
「売上ではなく売れる時期と理由を簡潔に書いてくれているチラシは、教育する際にも使用できたり知識にもなるので非常にありがたい」
「番組名・累計部数が入っているのが分かりやすい。拡材データの格納場所が記載されていて良い」
▼あさ出版
「タイトルが上部、搬入日、版元名、FAX番号、番線欄が大きく、電話番号も入っている。あさ出版はレイアウトが見やすい」
「展開写真が見えてわかりやすい」
「とってもキャッチーで目に留まる。新聞広告やテレビ紹介の情報がわかりやすく目に留まり、注文意欲をそそられる」
▼中央公論新社
「欲しい情報が掲載されているのがとてもよい。書影がカラーで目につくこと、新聞広告の影響で緊急5万部重版など、何が影響して今どのくらい話題で売れているのかなどわかってよい。拡材も幅広い読者のものが使われており、カラーでわかるので売場展開イメージもできる」
「重版部数・累計部数の記載がある案内は、本部バイヤーの仕入判断には非常に参考になる」
デジタルチラシ配信サービス「BookLink PRO」は重版やパブリシティなど、出版社がPRしたい商品情報と、書店・図書館などが受けとりたい情報を一覧できるプラットフォームです。タグ付けされた付帯情報をもとに、双方の情報をマッチングし、受発注の効率化・最適化を実現します。
書店・図書館ができること
①書店・図書館のアカウント登録・サービス利用は完全無料
②FAXの紙代や仕分け作業などのコスト削減に貢献
詳細なタグ付け情報をもとに、自社・自店にあった商材情報の収集が可能
③プラットフォーム上でチラシ情報を共有、重複や未発注などを防止
注文サイトのリンクで、発注業務の円滑化を実現
出版社ができること
①FAX送信費などのコスト削減に貢献
書店員が時間・場所を問わずチラシを確認できるため、視認率が大幅に向上
②本部・店長だけではなく、ジャンル担当者にも訴求 フルカラーで的確にPR
③他社のチラシも閲覧可能なため、チラシ制作のクオリティ向上に寄与
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