創刊から68年、 販売冊数2600万部という実績を誇るベストセラー参考書『自由自在』。今回は、新指導要領に合わせて全面改訂した『自由自在』について、版元の増進堂・受験研究社 岡本泰治専務にお話を伺いました。
全面改訂でブラッシュアップされた『自由自在』の特徴を教えて下さい。
子どもたちが“ツンドク”にならず継続的に『自由自在』を開き、より良い学びの体験を得ることができるように、様々な工夫をこらしました。
1. より正確に学習内容を理解できるように、オールカラーの写真や図版の点数を増やし、先生が隣で教えてくれているかのようなわかりやすさを目指しました。
2. 単元の導入部分のマンガ化や、教養としても役立つコラムなども追加し、学習者がひとりでもモチベーションをもって学び続けられるように工夫しています。
3. 教科ごとにも新たな取り組みがあります。小学・中学英語では、各ページに埋め込んだQRコードで音声が聴け、リスニングや音読練習がしやすくなりました。中学英語では人気の学習法「意味順Box」を活用し、自然と英作文の力もつくようになっています。
中学理科では付属小冊子や特設サイト「科学実験ライブラリー」のQRコードから実験動画が視聴できるようにしました。
LINEと連携したサービスもあるそうですね。
LINEと連携した“教えて!「自由自在」先生”というサービスを小学生・中学生用にスタートしました。ふとした疑問や用語をLINEで“自由自在先生”に質問すると、『自由自在』の該当するページをLINE上ですぐに閲覧できます。「調べたいのに手元に本がない」といった厚物参考書だからこその課題を解消。「子どもの疑問を放置せず、すぐに解決できる」と大変好評です。
学参担当者へメッセ―ジを。
昨年のコロナ休校の影響で、今でも多くの子どもや保護者が学力について不安を抱き、一方で塾に通うのも抵抗感があるというお話もよく聞きます。このような状況のなか、今年も家庭学習の流れが加速すると思われます。家庭学習で難しいのは、すぐに質問できる先生が隣にいないこと。そのような時に新『自由自在』があれば、子どもたちの疑問にこたえ、学びの質を高めることができます。日本全国の家庭学習の場に新『自由自在』が届くように、書店のみなさまにご協力を頂ければ幸いです。
特設サイト「自由自在ナビ」
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