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CCC、髙島屋などと合弁会社で「京都 蔦屋書店」オープン 京都初のシェアラウンジ

 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)、大手百貨店の髙島屋、ショッピングセンターデベロッパーの東神開発の3社は、合弁会社「TTC LIFESTYLE」(山下和樹社長)を設立し、10月17日、増床開業した京都髙島屋S・C・の専門店ゾーン「T8」5、6階に683坪で「京都 蔦屋書店」をオープン。6階には120席を有する「SHARE LOUNGE(シェアラウンジ)」を京都で初めて出店した。


 コンセプトは「アートと文化の『伝統と最先端』が共振する場」。店内9カ所にアートギャラリーや展示スペースを配し、若手アーティストから著名な芸術家まで年間60以上の展覧会を予定。170坪の書籍売場は世界から厳選したアート書籍を中心に6万冊を揃え、工芸品・文具にも75坪のスペースを使っている。

世界中から厳選したアート関連書籍


 プレス向け説明会で山下社長は「CCCが持つ生活提案コンテンツ、髙島屋の優良な顧客基盤、東神開発の商業施設運営のノウハウを掛け合わせて京都蔦谷書店を皮切りに、アートな生活、ライフスタイルの提案を進めていく」と語った。

「銀座を超える」

 本館6階には京都の有力書店が構え、隣接する形になるが、銀座 蔦屋書店店長から抜擢された林宏樹店長は「京都にはものづくりに励む人がたくさんいる。創作者の『一点物』にスポットを当て、『アート書店』として提案していくので、全く違う業態。『ユニークな作品』『当店でしか入手できない』を念頭に店づくりしていく」と差別化戦略は万全な体制とした。


 そして、「国内外から文化的好奇心の高い10~40代が主要客層と考えている。ニーズに応えられるアート中心の本やプロダクトを提案し、客単価5000円を想定している。銀座蔦屋書店も『アートのある暮らし提案』で認知されているが、銀座を越えていきたい」と意気込みを語っていた。

SHARE LOUNGEは京都初出店


〈京都 蔦屋書店〉
□所在地=京都市下京区四条通寺町東入2丁目御旅町35 京都髙島屋S・C・[T8]5・6階/電話=075(606)4525/営業時間=10~20時(SHARE LOUNGE8~22時)

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