日本文学振興会は12月11日、第172回(2024年下半期)芥川龍之介賞と直木三十五賞の候補作を発表した。両賞合わせて10人がノミネートされた。選考会は来年1月15日、東京都内で開催する。
〈芥川龍之介賞候補作〉
▽安堂ホセ=「DTOPIA(デートピア)」文藝秋季号
▽鈴木結生=「ゲーテはすべてを言った」小説トリッパー秋季号
▽竹中優子=「ダンス」新潮11月号
▽永方佑樹「字滑(じすべ)り」文學界10月号
▽乗代雄介=「二十四五(にじゅうしご)」群像12月号
〈直木三十五賞候補作〉
▽朝倉かすみ『よむよむかたる』文藝春秋
▽伊与原新『藍(あい)を継ぐ海』新潮社
▽荻堂顕『飽くなき地景(ちけい)』KADOKAWA
▽木下昌輝『秘色(ひそく)の契り 阿波宝暦明和(あわほうれきめいわ)の変 顚末譚(てんまつたん)』徳間書店
▽月村了衛『虚(きょ)の伽藍(がらん)』新潮社
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