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『「勉強法のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』 日経BP

四六判/224㌻/定価1650円

その道の達人による客観情報をもとにした勉強法

 本シリーズは、2名の著者が丹念に100冊を超えるベストセラーを読み込み、コツを抽出し、「紹介している冊数が多い=その道の達人が多く勧めている→より大切」と仮定して、「大切な順」に並べています。そして、本としてはちょっと変ですが、著者の主観は極力入れないようにお願いしています。

 「まとめてみた」系の本は、最近よく見かけるようになりました。でも、たとえば100冊を読んだ人が主観でまとめた本が、教育の専門家が書いた本(つまり、まとめる前の1冊)に勝る理由は弱い気がします。

 極力客観的にまとめた中からのほうが、「自分に合うコツ」を見つけやすいと思います。ぜひ本書で、自分に合う勉強法を探してみてください。

(日経BOOKSユニット第1編集部 宮本沙織)


成長を目指す多くの人々に訴求したい

 初版1万5000部でスタート。『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』、『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』のシリーズ2作品で累計18万3000部を数え、本書を含めまもなく20万部に達する見込み。100冊を集めて分析しているという意味で類書がなく、偏りのない内容に読者からも信頼感を得ている。シリーズとしてスキルアップや学び直しを一貫したテーマとしており、時流を捉えてヒットにつながった。

 本書では、100冊のなかに、今、流行している本だけでなく、『自省録』や『学問のすすめ』など古典的名著も入っており、普遍的な学びにもつながりそう。また、「脳のしくみから見たらどうか」や「勉強のステップごとに見たらどうか」ほか目的別に多面的な読み方ができるのもおもしろい。

 入学・資格試験などを控えている学生や社会人、子どもに効率よく勉強させたい親、教師や講師など教える立場の人など、成長を目指す幅広い層に役立ちそうな内容に仕上がっている。

 店頭ではすでにシリーズとして平積み展開している書店も多く、本書は資格試験書などのコーナーにも置きたい。プレゼントとしての需要も見逃せないだろう。

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