NPO法人「チャリティーサンタ」は9月12日、厳しい状況に置かれている子どもたちに本を贈るチャリティープロジェクト「ブックサンタ2023」に参加するパートナー書店の店舗数が、昨年比2倍を超える1683店舗になったと発表した。今年は9月23日から12月24日まで前回より1カ月以上延ばして開催する。
ブックサンタは、「書店で誰でもサンタクロースになれる」をコンセプトに17年から始まった活動。全国のNPOと書店が連携し、貧困や病気、被災などで苦しい境遇に置かれている全国の子どもたちに、本をプレゼントする社会貢献プロジェクト。
ブックサンタから贈るのは「新品の本」のみ。プロジェクトの趣旨に賛同する人が、贈りたい本をパートナー書店で購入し、そのままレジで本を寄付できるという仕組みを構築した。対象となる子どもはゼロ歳から18歳まで。毎年、絵本・童話・図鑑・小説など幅広い本が全国各地の子どもたちに届けられている。
「チャリティーサンタ」によると、1年目の17年は58店舗でスタート。認知度の向上とともに賛同者も増え、23年は昨年の779店舗を大幅に上回る1683店舗が参加を表明している。
都道府県別で参加書店が最も多いのは、東京都の186店舗。次いで、愛知県147店舗、大阪府102店舗、埼玉県102店舗、千葉県92店舗、兵庫県90店舗、神奈川県84店舗、福岡県71店舗、北海道66店舗、静岡県61店舗、京都府46店舗などとなっている。なお、今年の書店募集はすでに受付を終了している。
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