メディアドゥは10月4日、9月の電子書籍取次における月次流通成長率が前年同月比2.8%増だったと発表した。
内訳はコミックが同4.7%増、写真集が同8.4%増、書籍が同13.7%減、雑誌が同0.9%減。新型コロナウイルスの感染拡大の収束に伴う人流変更を加味した出版社や書店によるキャンペーン施策の手控えや、巣ごもり消費の減退による影響を各ジャンルとも受けている。また、書籍は昨年新刊で好調な作品があった反動もあったという。
一方で、流通総額の大半を占めるコミックについては、主要取引先の取次業務移管の影響を受けた中でも流通総額は伸長しており、流通額全体の成長に寄与した。
月次流通成長率は、同社のデータベースと日次連携を実施している取引先書店(一部書店を除く)で、その期間に購入された電子書籍の販売額合計(流通額)の速報値をもとに算出している。
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