ハイブリッド型総合書店「honto」は1月5日、hontoサービス実施店などで購入された書籍や電子書籍の販売データをもとに「2023年度 新成人が読んだ小説ランキング」に発表した。新成人に最も読まれた小説の第1位は、凪良ゆう『汝、星のごとく』となった。
著者の凪良さんは「2020年 二十歳が一番読んだ小説ランキング」の1位を『流浪の月』で獲得している。『流浪の月』『汝、星のごとく』の2作品は本屋大賞受賞を受賞する人気作。
2位『変な絵 あなたには、この絵の「謎」が、解けますか?』、3位『変な家 1』はホラー作家兼YouTuberとして注目を集める雨穴さんの作品。『変な家 1』は2年連続のランクインで、人気の高さがうかがえる。2024年3月に実写映画の公開を予定している。
6位『街とその不確かな壁』は村上春樹さんによる6年ぶりの最新長編。失敗作として40年以上封印されていた中編小説が改稿された一冊となっている。
2023年度 新成人が読んだ小説ランキング トップ10
【1位】『汝、星のごとく』凪良ゆう/講談社
【2位】『変な絵 あなたには、この絵の「謎」が、解けますか?』雨穴/双葉社
【3位】『変な家 1』雨穴/飛鳥新社
【4位】『方舟』夕木春央/講談社
【5位】『恋とそれとあと全部』住野よる/文藝春秋
【6位】『街とその不確かな壁』村上春樹/新潮社
【7位】『#真相をお話しします』結城真一郎/新潮社
【8位】『レーエンデ国物語 1』多崎礼/講談社
【9位】『ラブカは静かに弓を持つ』安壇美緒/集英社
【10位】『君のクイズ』小川哲/朝日新聞出版
ハイブリッド型総合書店honto(丸善、ジュンク堂書店、文教堂等とhontoサイトの本の通販ストア、電子書籍ストア)で、2023年度に新成人となる2003年4月2日~2006年4月1日生まれの、「小説・文学」における購買冊数のランキングを抽出した。集計期間は2022年12月1日~2023年11月30日。
コメント