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日販 入場料のある本屋「文喫」を名古屋「中日ビル」に出店へ 過去最大規模の「本屋と大喫茶ホール」に

「文喫 栄」の施設図

 日本出版販売株式会社(日販)と株式会社ひらくが運営し、株式会社スマイルズがプロデュースに加わる本屋「文喫」は4月23日、六本木、福岡天神に続く3店舗目となる「文喫 栄」を、愛知県名古屋市中区に中日新聞社グループが開設する複合施設「中日ビル」にオープンする。

 新店舗は約370坪、162席とこれまでの2店舗と比べて大規模になる。喫茶文化が根付く名古屋で「本屋と大喫茶ホール」をテーマに、喫茶体験を通じた新たな本との出会いやたしなみ方を提供する。

 「本屋エリア」と「大喫茶ホールエリア」に分かれ、「本屋エリア」は入場料なしで利用でき、「大喫茶ホールエリア」は有料の喫茶スペース。

 「本屋エリア」は文学・歴史・ビジネス・ファッション・食など、文喫ブックディレクターの視点で選書。企画・POP UPスペースも併設し、文具や雑貨、食品などの商品も販売する。

 「大喫茶ホールエリア」は食事やデザートを提供し、仕事や勉強などに利用できる。一人で本と向き合える書斎のような空間エリアA「読居 嘴広鸛―ハシビロコウ」、友人と会話をしながら本を楽しめるエリアB「喫茶 セントラルサニー」、開放的なカフェ空間エリアC「POP UPスタンド COFFE―コッフェ」、仕事や勉強に最適な空間エリアD「WORK&STUDY DENGEN」に分かれる。

 このうちエリアCに併設するPOP UPスタンドには飲食店が出店予定。4月の開業時には、愛知県岡崎市のコーヒースタンド「TERAKADO COFFEE」が出店する。

 営業時間は7時30分~21時(物販は10時~20時)。休業日は1月1日、6月第4営業日(中日ビル休館日に準ずる)。

 文喫は入場料のある本屋として2018年12月に六本木に1号店をオープン。21年3月に福岡天神に2号店を出店した。

 中日ビルは中日新聞社グループの中部日本ビルディングが建設し、地下5階、地上33階、高さは約158メートル。低層部はホール・会議室も備えた商業ゾーン、中層部はオフィス、高層部はホテルとなる。

□所在地=愛知県名古屋市中区栄4丁目1番1号 中日ビル2F

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