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「本屋大賞」ノミネート10作品決定 参加書店・書店員は過去最高に、二次投票スタート

 NPO法人 本屋大賞実行委員会は2月1日、2024年の本屋大賞ノミネート10作を発表した。ノミネートされた作品は次の10作品。講談社『星を編む』(凪良ゆう)やライツ社『放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件』などが一次投票で選ばれた。

2024年本屋大賞ノミネート10作(作品名五十音順)

『黄色い家』川上未映子/中央公論新社
『君が手にするはずだった黄金について』小川哲/新潮社
『水車小屋のネネ』津村記久子/毎日新聞出版
『スピノザの診察室』夏川草介/水鈴社
『存在のすべてを』塩田武士/朝日新聞出版
『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈/新潮社
『放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件』知念実希人/ライツ社
『星を編む』凪良ゆう/講談社
『リカバリー・カバヒコ』青山美智子/光文社
『レーエンデ国物語』多崎礼/講談社

 一次投票は参加書店数、書店員数ともに過去最高の530書店、736人からの投票があった。本屋大賞は2024年で第21回となり、書店員のみならず業界からも高い関心が寄せられている。

 二次投票はノミネート作品をすべて読んだうえで、全作品に感想コメントを書き、ベスト3に順位をつけて投票が行われ、大賞作品を決定する。大賞作品の発表および贈賞式は4月10日、東京都港区元赤坂の明治記念館で開かれる。

ノミネート作品用の拡材は「本屋大賞」公式HPから

ノミネート拡材

▼本屋大賞 スケジュール

▽2023年
 12月1日:一次投票、発掘部門、翻訳小説部門、投票スタート
▽2024年
 1月8日:一次投票、発掘部門、投票締め切り
 2月1日:ノミネート作品発表・二次投票スタート
 2月12日:翻訳小説部門投票締め切り
 2月29日:二次投票締め切り
 4月10日:大賞作品、発掘部門、翻訳小説部門の結果発表
     (明治記念館での発表会および「本の雑誌増刊号」掲載)

【発掘部門】

 ジャンルを問わず、2022年11月30日以前に刊行された作品が対象。一次投票時に既刊本のおすすめ本を一点投票。「本屋大賞」発表時、「発掘部門」に投票された作品をリスト化して発表する。

【翻訳小説部門】

 2022年12月1日~2023年11月30日に日本で刊行された翻訳小説の中から、一人3冊までを投票し、集計する。「本屋大賞」発表時に、「翻訳部門」の上位3作品を発表。

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