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オトバンクが図書館流通センターと連携 電子図書館サービスにオーディオブック提供

「LibrariE & TRC-DL」にオーディオブックを提供(写真はオトバンク提供)

 オーディオブック配信サービス「audiobook.jp」を運営するオトバンクは7月3日、6月から図書館流通センター(TRC)と連携し、電子図書館サービス「LibrariE&TRC-DL」に、オーディオブックの提供を開始したことを発表した。

 オトバンクによると、「LibrariE&TRC-DL」は、国内導入実績ナンバー1の電子図書館サービス。全国の1788自治体のうち、393自治体に導入されており、普及率は約22%に達している(2024年6月現在)。また、サービスが利用可能な自治体人口の総計は約6980万人となり、日本の総人口の約55%が利用可能だとしている。

 「audiobook.jp」は、日本最大級のオーディオブック配信サービス。07年のサービス開始時から、ナレーターや声優が朗読した「聴く本」を制作・配信している。会員数は300万人を突破し、法人版の導入社数も130社以上に導入が広がっている。

 障がいの有無に関わらず、すべての国民が読書できる環境を目指して、第198回国会で「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」(読書バリアフリー法)が成立し、19年6月28日に施行された。

 それに伴い、オトバンクは「SDGs読書プロジェクト」を掲げ、19年から公共図書館における各電子図書館サービスへのオーディオブック提供を実施している。「このたび、業界最大級の電子図書館サービスを運営するTRCと提携することで、さらなる読書バリアフリーの推進を目指す」としている。

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