中央公論新社は8月19日、第19回中央公論文芸賞の選考会を開き、荻原浩氏の『笑う森』(新潮社)を受賞作に決めた。浅田次郎氏、鹿島茂氏、林真理子氏、村山由佳氏に4人が選考委員を務めた。選評は10月15日発売の「婦人公論」11月号に掲載される。
『笑う森』は、2024年5月31日に発売された荻原氏2年ぶりの長編小説。荻原氏は1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒。広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞を、14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞を、16年『海の見える理髪店』で直木賞を、それぞれ受賞している。
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