NET21は9月20日に日本出版クラブビルの3階ホールで、「クリスマス児童書商談会」を実施し、児童書出版社を中心に27社が出展した。
昨年開催した際に出展がかなわなかった出版社からの要望や、クリスマスや年末商材における商談のピークを迎える9月に、10月30日に開催される書店大商談会とは別に商談会を設けてほしい、という児童書出版社からの声も多かったことから、今年も開催するに至ったという。
開催にあたって、NET21は全国の書店商業組合を通じて、各地方の書店へ案内するとともに、同社・会員書店で出版事業も手掛ける大阪の清風堂書店が、書籍案内に使用するFAXを活用し、書店に告知したことで、関西や新潟県・佐渡市の書店員が来場した。
運営担当を務めた、東京・杉並区に店を構える秀文堂店主・高畑剛氏は「単に開催するだけではなく、実際に商談に結びつかなければならない。開催するにあたり課題もあるが、来年以降はより多くの書店員に足を運んでもらうようにする」と話す。
また今回、出展した出版数社は「初めて会う書店員の方もおり、意義ある商談会」「絵本を広げて、細かなところまでお見せしながら商談ができる」「刊行点数が多いため、クリスマス・年末という枠組みがあることで、絞って提案ができる」など、出展の意義を語る。
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