
出版情報配信プラットフォーム「BookLink PRO」は4月上旬、エルボーズが研究開発を行うAI書類読み取り技術「Lbose OCR-CORE」を導入した。文化通信社が提供する「BookLink PRO」は出版社と書店をつなぐデジタルチラシ配信サービス。立ち上げ時から同ソリューションの開発を手掛けるエルボーズの人工知能(AI)を実装し、書誌情報や内容紹介のフォーム入力をAIが代行することで、登録作業の効率化を図る。
アップロードされたチラシ(PDF)をAIが解析し、「ジャンルのタグ付け」「本の内容紹介」「ISBNコード」が自動入力される。
使用しているAI-OCR技術は、手書きや印刷された文字をデジタルデータに変換するOCR(光学文字認識)にAI技術を組み合わせたもの。従来のOCRに比べて文字認識精度やレイアウト解析精度などが大幅に向上している。
出版社がアップしたデータはAIの学習対象には含まれず、入力補助の解析のみが行われる。AIの入力補助機能を使いたくないユーザーは設定をオフにすることもできる。
また、2月にはチラシデータの外部共有機能を実装。これまで詳細ページの閲覧は登録会員のみだったが、外部共有用のURLリンクを利用することで、未登録書店への案内も可能となった。
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