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フレーベル館『お江戸豆吉 風雷きんとん』×NetGalley 人の温かさを感じながらお江戸の知識も学べる児童読み物

『けんか餅』『のろいまんじゅう』に続くシリーズ第3弾!

□四六判/200㌻/定価1,210円

【内容紹介】おつかい中に豆吉がスリにあい、3日間の猶予で犯人を探し出すことに。お駒の協力により、見つけた犯人はなんと、スリの大名人「そよ風宇平」の孫・小宇平だった!しかも小宇平は男の子の格好をした女の子で…。豆吉は小宇平にスリをやめるよう、その手先の器用さを活かして、手品を習うことを勧める。そこで小宇平は、若豆屋の常連で手品好きな老人の元へ通い始めるが…。等身大の少年・豆吉の奮闘や活躍する姿、ジェンダー問題にも踏み込んだ内容は心に響く一冊だ! 


詳細はこちら(NetGalley)


図書館関係者 馬場 ますみ
 おつかいのお金を盗られた豆吉はスリ探しに奔走するが、犯人には意外な事情が…。江戸っ子気質の大人が、子ども達を温かく包み込む。さまざまな問題をやわらかく受け止めていく姿にほっとする。「お江戸豆知識」のコーナーもとても良かった。

平惣 小松島店 石井 孝明
 読み終えた今の、気持ちよさは何でしょう!生まれながらに身分のちがいがある理不尽な時代なのに、ひとりひとりが凛としている。古い価値観に感じるかもしれませんが、「分をわきまえる」ことの清々しい距離感が、逆に新鮮です。

教育関係者 保高 かおる
 豆吉をはじめ登場人物がとにかく素晴らしく、お駒ちゃんの明るさや行動力はとても魅力的。悪事?を働いた人物にも、そこに至った事情にまで思いをはせる。現代社会が失いつつある寛容性に溢れた世界観がたまらなく愛おしい。

レビュアー 遠い日
 すっかり豆吉の住む界隈のご近所さん気分です。仕事に打ち込む豆吉とおなじみの常連さんとの人情味あふれる、江戸情緒たっぷりなやりとりが続く。和菓子のすばらしさ、職人のこだわりなど色々な切り口が飽きず読ませる。次作も楽しみ!!

レビュアー とっち
 とても読みやすかったので一気に読んでしまいました。若旦那が作る和菓子が食べてみたくなりました。江戸時代の暮らしも一緒に学べるので、小学生の子供にぜひ読ませたいです。1、2巻があるとのことなので早速読んでみます。

図書館関係者 山舘 怜奈
 今回の和菓子はきんとん。スリにあった豆吉と一緒に犯人探しをしているお駒ちゃんのかっこいいこと。作品全体が江戸っ子のように勢いがあり、気持ちよく進む。みんながプロの仕事をして、お互いを尊敬している関係も素敵だなぁ。

図書館関係者 清水 江子
 待ってました!第3弾!生き生きとした登場人物の活躍は見もの。きんとんにまつわるストーリーは、児童文学では、あまり見たことがないのでは。ぜひシリーズ1巻からお読みいただき、豆吉の活躍を一緒に見届けましょう!

図書館関係者 福田 はるか
 中学年から高学年に向けた時代物語。庶民の暮らしや、豆吉をはじめとする町に暮らす人々が生き生きと描かれている。「お江戸豆知識」のコラムもあり、時代背景がとても分かりやすく、物語になじみやすい。既刊2冊も読んでみたい。

図書館関係者 五十嵐 きよみ
 話のテンポがよく、子どももどんどん読み進められる。歴史に興味がある子はもちろん、興味がない子にも江戸時代の暮らしや風景を感じられて楽しいと思います。「お江戸豆知識」も分かりやすく、そうなんだ!の発見があってよかったです。

図書館関係者 川北 ゆき
 このシリーズは、どのキャラクターも魅力的で大好き!若旦那の作る和菓子もいつもおいしそうで食べたくなります。今回は、スリにあいケガした豆吉の事情を知り、助け合う江戸っ子たちの人情にホロリときました。次作も楽しみ!

うさぎや 宇都宮テクノ店 太田 貴美子
 子供だけじゃなく大人も楽しめる、心温まる1冊。豆吉と彼を取り巻く人々の日常や成長を読むのがとても面白かった。江戸の小話などもイラストと一緒に書かれていて、この本から歴史へ興味を持ってもらうのも良いかと思いました。

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