日販アイ・ピー・エスは1月24日、ヒップホップに特化した年刊専門誌『ele-king presents HIP HOP』(発行:Pヴァイン)を全国の書店・オンライン書店で発売する。音楽雑誌「ele-king」の執筆陣が、前年のヒップホップ界の総括をしつつ、新年の展望を特集する。
創刊号となる『ele-king presents HIPHOP 2024-25』の特集は、「これを読めば、USヒップホップの”現在“がわかる‼」を予定している。
野田努氏(「ele-king」編集長) コメント
ラップに限った話ではありませんが、インターネットでいろんな情報が散乱し過ぎている現在、いまいちシーン全体の俯瞰図が見えなくなっているように思っていました。
そこで二木信に「この1年、(US)ヒップホップはどうなっているのかが俯瞰できるもの、ちゃんとした知識を持っている人たちによる信用できるメディア」を作って欲しいとお願いした次第です。
出来上がったものは、こちらが期待した以上のものでした。『HIP HOP 2024-25』を案内人として、「いま現在」のもっともエキサイティングな音楽を楽しもうと思います。
二木信氏(『ele-king presents HIP HOP 2024-25』編集・監修)コメント
特にアメリカのヒップホップという音楽文化はちょっと特殊なところがあります。2024年であれば、大物ラッパー同士のビーフ(ラップによる言い合い)が社会現象になったり、ラッパーたちが大統領選をめぐって、彼ら彼女らのコミュニティやファン層の世論を二分したりしました。
そうした音楽だけに留まらない影響力と波及力を持ったカルチャーの現在の正体にいかに迫るか。それが監修/編集の最大のポイントでした。そのうえで読んだ人が、ヒップホップやラップをじっさいに聴いてみたくなる誌面を目指しました。面白いものができたと思います。
『ele-king presents HIP HOP 2024-25』
商品名:ele-king presents HIP HOP 2024-25
創刊日:2025年1月24日(金)
発行頻度:年1回・1月(予定)
価格:1980円(税込)
サイズ:菊判/160ページ
ISBN :978-4-910511-86-3
発行:株式会社Pヴァイン
販売:日販アイ・ピー・エス株式会社
特集『これを読めば、USヒップホップの”現在“がわかる‼』
歴史的ビーフからサウスの女性ラッパーの躍進、カントリーとの蜜月、ベテランの健闘まで(巻頭対談:池城美菜子×渡辺志保)
2024年ベスト・アルバム50発表
インタビュー:ジェフ・チャン(オバマ元大統領にも取材したアメリカの批評家/ジャーナリスト、元ソールサイズ/クアナム、訳書に『ヒップホップ・ジェネレーション』など)
2024年最高のパンチライン(ShotGunDandy)
ミーガン・ザ・スタリオン、グロリラの元気と、タナハシ・コーツの勇気に出会えた年(押野素子)
海外アーティスト来日ライヴ・レポート(PoLoGod.×$hirutaro)
多様化するサブジャンル解説
ヒップホップと大統領選
アメリカにおけるジャーナリズムの状況
レコード店が選ぶ2024年のベスト10
執筆陣:アボかど/磯部涼/市川タツキ/岩田ルウヤ/奥田翔/小澤俊亮/緊那羅:Desi La/小林雅明/島岡奈央/高久大輝/竹田ダニエル/辰巳JUNK/塚田桂子/つやちゃん/ネコ型/野田努/長谷川町蔵/吉田雅史 ほか
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