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「MOE絵本屋さん大賞2024」 第1位は鈴木のりたけ『大ピンチずかん2』(小学館) 全国の書店で受賞作品フェア開催

発表掲載号『MOE2月号』

 白泉社は12月27日、絵本専門店・書店員3000人が“今年もっともおすすめしたい絵本”を選ぶ「MOE絵本屋さん大賞」の受賞作を発表した。第17回「MOE絵本屋さん大賞2024」の第1位は鈴木のりたけ『大ピンチずかん2』(小学館)に決まった。また、出版取次のトーハンは白泉社と協力し、全国の書店でフェアを展開している。

絵本賞など13冠「大ピンチずかん」 シリーズで2回目の受賞に

鈴木のりたけ『大ピンチずかん2』(小学館)

 第15回「MOE絵本屋さん大賞2022」では1作目の『大ピンチずかん』が第1位を獲得しており、シリーズでは2回目の受賞となった。子どもが陥りそうな「大ピンチ」をユーモアたっぷりに描き、1作目の発売から約3年でシリーズあわせて、絵本賞など13冠を達成。累計部数は188万部を突破している。

 鈴木さんは「毎回、本を開いた人を驚かせたい、新しい気持ちにさせたいと意識して制作しているので、その思いが通じたようで、感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝を述べた。

 部門賞では、新人賞の第1位を玉田美知子『ぎょうざが いなくなり さがしています』(講談社)、ファーストブック賞の第1位を瀧靖之(監修)あかいしゆみ(絵)『きらきら ぴかぴか どうぶつ だいすき』(朝日新聞出版)が受賞した。

 『月刊MOE』(白泉社)が主催する同賞は、「もっともおすすめしたい絵本」30作品、「新人賞」5作品、「ファーストブック賞」(0・1・2歳向けの絵本が対象)5作品を選定。12月27日発売の発表掲載号『MOE2月号』で鈴木のりたけさんのインタビューをはじめ、受賞作家のコメントを掲載している。ファーストブック賞の結果は、1月7日発売の『kodomoe2月号』で紹介する。

全国1542書店でフェア開催 12月27日からスタート

 トーハンは同賞の第1回開催時から書店フェアを実施している。今年も全国の1542書店で受賞作品を展開。フェアのオリジナル拡材として、同賞のシンボルキャラクターイラスト入りフェアパネル、各絵本の著者写真・イラスト入りPOPを提供している。


MOE絵本屋さん大賞 上位11作品

新人賞 1位作品

ファーストブック賞 1位作品

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