株式会社有隣堂と株式会社Patheeは、店舗の在庫情報をGoogleマップを通じて提供する実証実験を9月から開始した。
実験ではPatheeが提供する小売チェーン向けデジタル販促プラットフォーム「STORECAST」を利用して、「Googleマップの店舗情報」と有隣堂の「書籍の在庫データ」を連携させ、書籍を検索した人の位置情報を元に「検索した書籍の在庫を保有する店舗」を提示する。期間は9月から12月の4カ月間。対象は一部店舗およびSTORYSTORY各店を除く有隣堂各店と誠品生活日本橋。
PatheeはSTORECASTを通じて、小売事業者の実店舗の在庫情報をGoogle上へ表示するための仕組みを提供してきた。
実験について有隣堂は「2013年に書籍の店頭在庫(雑誌を除く)を検索できるお客様向けサイト『有隣堂在庫検索』を公開、16年頃よりGoogleマップの店舗情報管理を始めるなど、お探しの書籍や店舗にお客様がたどり着けるよう、顧客体験向上のためのWeb施策を続けてまいりました。リアル書店の店頭と『Webの検索』をより密接につなぐ方法の一つとして、実証実験に期待しています」とコメント。
一方、Patheeは「当社は『欲しいモノをいつ・どこで・どのように購入するかというプロセスを、ストレスなくインターネットで探せる未来』を作るべく、サービス開発に努めて参りました。本実証実験により書店に立ち寄るきっかけ作りとなり、探したい本をストレスなく探せる未来に近づけることを期待しております」とコメントしている。
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