TSUTAYA流山店が「ほんたす」導入　1月31日から有人・無人ハイブリッド型営業、販売だけでなくレンタルにも対応

　「TSUTAYA 流山店」（千葉県・流山市）は1月31日から店舗運営省人化ソリューション「ほんたす」を導入し、有人・無人のハイブリッド型営業を開始する。早朝・深夜が無人、日中が有人のハイブリッド型営業となり、日～木曜日は5時間45分、金・土曜日は4時間30分、営業時間が延長される。

TSUTAYA専用パッケージ　他店舗での展開も

　無人営業中の「TSUTAYA 流山店」では、本の販売に加えて、レンタル等の対応など、TSUTAYA専用の運営方法を採用。「店舗セキュリティ」や遠隔での問い合わせに対応する「運営オペレーション」などの独自ノウハウを活用したTSUTAYA専用パッケージは、他店舗での展開も目指していく。

「ほんたす」導入2店舗目は、300坪超の大型店舗

　日本出版販売（日販）は、完全無人書店「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」（ためいけ）で培った完全無人営業のノウハウを活用し、店舗運営省人化ソリューション「ほんたす」を開発。

　その初導入店舗として、2024年9月に「あゆみBOOKS 杉並店 supported by ほんたす」（すぎなみ）をリニューアルオープン。効率的な業務の実行と営業時間の延長の検証を進めてきた。

　その結果、「すぎなみ」では、1日4時間の営業時間延長による前年比プラス3.1％の売上創出と、約50％の人件費削減という成果が得られた。

　この成果を踏まえ、店舗運営省人化ソリューション「ほんたす」の導入2店舗目として、日販グループのNICリテールズが運営する「TSUTAYA 流山店」への導入が決まった。

　駅前小型店舗の「すぎなみ」とは異なり、300坪を越えるロードサイド大型店舗である「TSUTAYA 流山店」で無人営業の売上創出と運営可能性を検証し、営業時間延長による需要と利益創出のバランスを探る。

　日販は「今後も、人件費の高騰や後継者不足といった既存の書店が抱える課題を解決する手段の一つとして、店舗運営省人化ソリューション『ほんたす』を、書店の状況に合わせて導入できるようにパッケージ化し、導入を拡大していくことで、書店経営の持続性向上に貢献していきます」とコメントしている。

「TSUTAYA 流山店」店舗概要