
日本出版販売(日販)が企画・プロデュースとブックディレクションを手がけた、静岡県長泉(ながいずみ)町の鮎壺公園「鮎壺テラス」内に新設されたライブラリスペース「UzuUzuライブラリ」が3月9日、同公園の全面開園とともにオープンした。
「UzuUzuライブラリ」のプロデュースは、日販と長泉町が2024年2月に締結した「本を起点としたまちづくりに関する包括連携協定」の一環として、長泉町に新たな文化接点を創出し、〝本を起点としたにぎわい〟をつくるための取り組み。
日販によると、鮎壺公園は、地域住民が豊かさを実感できるまちづくりのため、芝生広場や展望デッキ、町内最大級の複合遊具、複合施設などを備えた〝地域の人々が集う公園〟として、21年から整備事業が進められてきた。
日販は、今回のライブラリプロデュースを通して、長泉町の人たちに本が身近にある暮らしの豊かさを届ける。
「UzuUzuライブラリ」は、鮎壺公園に新設された屋内施設「鮎壺テラス」内にある、子どもから大人まで自由に利用できるスペース。25平米ほどの空間に、好奇心を刺激する本を約100冊並べ、地域の人々が憩い、豊かな時間を過ごすきっかけを提供する。
ライブラリの蔵書は、日販のブックディレクターが、「地域」「自然」「学び」「こども」の4つをキーワードに選書した。
本棚は、静岡ゆかりの作家の本を集めた「地域とウズウズ」、公園の自然に親しむきっかけになるような本を揃えた「自然とウズウズ」、大人も知的好奇心をくすぐられる「学びとウズウズ」、絵本・児童書を中心に、子どもが〝本をめくる楽しさ・本を読む楽しさ〟に触れられる「わくわくウズウズ」の4つのジャンルで構成されている。
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