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漫画家・萩尾望都さん 仏アングレーム国際漫画祭で「特別栄誉賞」受賞

 フランス南西部アングレームで1月27日、欧州最大規模の漫画の祭典「アングレーム国際漫画祭」が行われ、漫画家の萩尾望都さんが「特別栄誉賞」を受賞した。

 萩尾さんは1949年5月12日生まれ。福岡県大牟田市出身。日本SF作家クラブ、日本漫画家協会に所属。女子美術大学客員教授。1969年『ルルとミミ』でデビュー。2012年紫綬褒章受章、2016年朝日賞受賞など受賞多数。2019年5月大英博物館「The Citi exhibition Manga」の原画展に参加し、現地で講演を行った。

 2019年には文化功労者に選出。2022年旭日中綬章受章。2022年アイズナー賞コミックの殿堂(The Comic Industry’s Hall of Fame)入り。現在、月刊「flowers」(小学館)にて『ポーの一族 青のパンドラ』を連載中。

 萩尾さんは、「この度は『特別栄誉賞』をいただき、感謝いたします。私を漫画家の道に導いてくださった、先達の漫画家の先生方にも、感謝いたします。漫画に出会うことで私の人生は豊かになり、美しくなり、寛容になりました。この表現の分野が存在すること、読者や編集者、多くの方が支えてくださることに、感謝いたします。ありがとうございました」とコメントを発表した。

 過去に同賞を受賞した日本人漫画家は、つげ義春さん、池上遼一さん、伊藤潤二さん、真島ヒロさんなどがいる。

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