株式会社トーハンと株式会社Nebraskaは、Nebraskaが開発した無人営業化ソリューション「MUJIN書店」の実証実験3号店として、トーハングループの株式会社スーパーブックスが運営する「メディアライン大山店」(東京都板橋区)をリニューアルし、3月15日から有人・無人ハイブリッド型24時間営業をスタートする。
両社提携による「MUJIN書店」は、夜間と早朝を無人営業することで24時間営業を可能にする。無人営業中は来店客がドア横のQRコードを読み込むことでドアが開き入店。会計は完全セルフのキャッシュレスで決済する。実証実験1号店は2023年3月に「山下書店世田谷店」で導入。同年11月には「メディアライン曙橋店」を実証実験2号店としてスタートした。
1号店の山下書店世田谷店では3月20日から7月31日までの累計で売上高前年比が106.6%となり、全国実勢値94.5%を12.1ポイント上回り、売上高対営業利益率が4.2ポイント、販売管理費前年比が7.9ポイント改善したという。また、顕著な万引被害増加はなく、店内での迷惑行為なども発生していないことから、導入店舗を拡大している。
「メディアライン大山店」は、有人営業が月~土曜の10時~22時、日・祝日の10時~21時。無人営業は月~土曜の22時~翌10時、日・祝日の21時~翌10時。年中無休。売場面積35坪。
両社は2024年度以降、トーハングループにとどまらず広く一般書店への導入提案を計画している。
□メディアライン大山店所在地=東京都板橋区大山町4-4
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