丸善ジュンク堂書店のジュンク堂書店池袋本店は4月12日、イベント専用スペースを新設するなどリニューアルを実施した。また、これに先立つ4月6日には絵本雑貨を取り扱う常設のショップインショップ「EHONS IKEBUKURO(エホンズイケブクロ)」をオープンした。
イベントスペースは9階の一部を改装して新設。これまでは4階カフェで開催していたため、イベント開催は平日夜が中心で、収容人数は最大20名程度に限られてきた。新設スペースは最大収容人数が60名に拡大。平日の日中や土日祝日のイベント開催も可能で、「会場参加のみ」「オンライン配信のみ」「会場参加+オンライン配信」などイベントの規模や内容に応じた形態で開催できるようになった。また、常設レジがあるのでスペース内での物販も可能。
同本店の中村洋司店長は、イベントスペース新設について「イベントスペースを新設することで、これまではできなかったようなイベントも企画し、さらに書店としてどういう存在であるべきなのか問い続けていきたいと思います。『最後の砦』の書店としての在庫規模についてはそのままに、本の価値を最大化できるよう努めてまいります」とコメントしている。
「EHONS IKEBUKURO」は売場面積約12坪。営業時間は10時~22時。「絵本の世界を楽しむことができる空間」というコンセプトのもと、オリジナルアイテムを含む絵本の主人公やストーリーをモチーフにしたグッズを企画・制作し、書籍とともに販売する。
「EHONS」は2021年10月に東京・丸の内に「EHONS TOKYO」、22年6月に大阪・梅田に「EHONS UMEDA」、23年3月に福岡・博多に「EHONS HAKATA」を出店。今回は同日に広島県広島市のジュンク堂書店広島駅前店内にオープンした「EHONS HIROSHIMA(エホンズヒロシマ)」と合わせて5店舗となった。
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