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関西日販会の商談会「第33回パンパク」が4月17日、大阪・北区の大阪市中央公会堂で開催され、67の出版社が出展、楽天ブックスネットワークの取引書店も招き、約100人の書店が来場した。
関西日販会・洞本昌哉会長(ふたば書房)は取材に「各店頭は来店客数、売上ともにコロナ前に戻っていない中、書店は情報が欲しいので時間をつくって来場する。出版社はそのことを汲み取って積極的に書店に声をかけてほしい」と要望した。
日本出版販売(日販)が今年1月に本社で催した同社の各種施策を紹介する「オチャノバフォーラム」の関西版「カンサイフォーラム」のコーナーも設けられた。「コンテンツとつくる、書店と人の接点」として、人気コンテンツと書店のコラボ事例や日販グループのBLブランド「B+LIBRARY」、プライベートブランド商品のブースを出展。さらに新しい物流方針、無人書店「ほんたす」なども紹介し、来場書店は担当者の説明を聞き入っていた。
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地方書店は生の情報を切望
商談の様子を見ながら洞本会長は「各商談会で来場者が集まりにくい状況になっている。今日も不安はあったが会場は賑やかに商談してくれている」と安堵し、「地方の書店はこういった機会を切望していることを出版社や関係者には理解してほしい。70社近い社が出展してくれた。今後も出てくれるうちは継続していきたい」と話していた。
関西日販会の増売商品選定には49銘柄がエントリー。書店の投票により、上位3作品、竹書房の『阪急沿線怪談』(宇津呂鹿太郎)、三笠書房の『仕事も人間関係もうまくいく引きずらない力』(枡野俊明)、ライツ社の『放課後ミステリクラブ』(知念実希人)に決まった。
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