日本書籍出版協会、日本雑誌協会、デジタル出版者連盟、日本出版者協議会、版元ドットコムの出版関連5団体は6月27日、読書バリアフリーに関する共同声明を公表した。声明の全文は次の通り。
本年4月9日に、日本文藝家協会、日本推理作家協会、日本ペンクラブの三団体により、読書バリアフリー環境の整備推進に協力を惜しまないとの共同声明が出されました。
われわれ出版者は、著作者の方々のこのような真摯な願いを深く受け止めています。
一人でも多くの読者に本を届けたいという思いは、あらゆる分野の出版者の活動の根本にあります。
『読書すること』に何らかの困難をお持ちの方にとっても、読書があたりまえのものとして、人生とともにあってほしいと思います。読書バリアフリーを実現するための環境づくりや技術の進歩は、出版に携わるすべての関係者の理解と協力の上に進められるものであると考えています。
われわれは、著作者の方々のお考えに寄り添い、その権利が損なわれないように十分に配慮しつつ、あらゆる読者の利便性を高め、長く未来に向けてバリアフリーな環境のもと出版文化をさらに発展させていくための努力を続けてまいります。
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