児童書出版社のBL出版(兵庫県神戸市・落合直也社長)が創業50周年を迎え、全国の書店で記念フェアを展開している。なかでも9月1日まで実施した地元神戸のジュンク堂書店三宮店では新刊話題書コーナーの棚8本を使って84作品を並べ、家族連れら来店客の目を引いていた。
「兵庫ゆかりの作家&作品」、「いま、注目の作家たち!」、「映画みたいな、美しい海外絵本」などテーマごとに、同社代表作の一つ『アンジュール』(ガブリエル・バンサン)、神戸市在住、みやけゆまさんのデビュー作『チーターじまんのてんてんは』、また、豊福まきこさんのデビュー作『わすれもの』といった豊富なラインナップを揃えた。
堀内理店長によるとサイン本を用意した、きたむらさとしさんの『ミリーのすてきなぼうし』や、8月11日に同店で絵本ライブ&サイン会を開催し、盛況だった長谷川義史さんの『シバ犬のチャイ』などを手にする人が多かったという。
BL出版は、豊福さんのイラスト入りトートバッグ(抽選)を用意し、ジュンク堂書店も今フェア商品はhontoト5倍の特典を設けたことも人気を後押しした。
BL出版営業部・南治彦部長は「昨年から『50周年、まずは地元のジュンク堂さんで』と願っていて提案すると二つ返事で快諾いただいた。こんなに大きく展開されて本当にありがたい」と感謝を述べる。
堀内店長は「同じ神戸の地でがんばってきたBL出版への思い入れは強い。2年後にはジュンク堂書店の1号店、当店が50周年を迎える。一緒にできる企画があれば協力してほしい」と話していた。
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