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【G.B. 】『改訂新版 東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』 書店スタンプラリーを実施

 G.B.は8月23日搬入で、本屋ライター和氣正幸氏の『改訂新版 東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』を刊行した。同書は2017年に刊行した和氣氏のデビュー作で、改訂新版として刊行するにあたり同氏は新設書店など50店舗以上を新たに追加で取材。新刊書店では往来堂書店や書泉グランデ、山陽堂書店など、合計で164店の個性豊かな新刊書店・古書店を各エリア別にマップ併載で紹介する。

 同社は書店への誘引を図るべく、収録している書店のうち約40店を対象に文庫サイズのオリジナルブックカバーがもれなくもらえるスタンプラリーを企画。カバーを外した裏表紙がスタンプ台帳になっており、参加者は対象書店10店のスタンプを押印した写真を専用サイトに投稿することで応募できる。

 同書を企画した出版部の峯尾良久課長は、今回エリアごとの書店マップを更新するにあたり、改めて書店の閉店、特にチェーン店の閉店を痛感したという。「この7年で多くの書店が閉店する一方で、独立書店が増加していることを実感した」としたうえで、「本屋という存在に興味をもってもらい、少しでも多くの方に書店に足を運んでほしいという思いから、スタンプラリーを企画した」と話す。

今野書店でトークイベント開催

今野書店でのイベント模様

 さらに8月24日には同書にも収録されている杉並区の今野書店で、和氣氏と編集を担当した中尾祐子氏とのトークイベントをオンラインとのハイブリッド形式で開催した。

 イベントでは、独立書店が増加傾向にある点や和氣氏がおすすめする書店を紹介。また和氣氏は自身もBOOKSHOP TRAVELLERという書店を世田谷区の祖師ヶ谷大蔵で運営していることに触れ、書店を始めるにあたってのポイントや参考にすべき書籍として、西荻窪の書店Titleの店主・辻山良雄氏の『本屋、はじめました』(筑摩書房)を紹介。また最近のトレンドとして、自身の店舗でも実施しているシェア型書店のモデルについても言及した。

 今野書店でのイベントを皮切りに、同社は9月5日には東京・台東区のReadin’ Writin’ BOOK STORE、同月12日には東京・品川区のフラヌール書店、同月28日には東京・武蔵野市の街々書林で、和氣氏と各店の店長とのトークイベントを実施する。

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