日経文庫の第1作『手形の常識』が世に出てから70年が経過した。ゴジラ映画の生まれたのと同じ年で、まさに高度成長期が始まるという時期だった。それから日経文庫は累計約3000冊刊行され、ロングセラーや経済・ビジネス実務の名著を数多く生み出している。新書サイズなのに“文庫”というのは相変わらず謎だが…。
日経文庫のキャッチフレーズは「はじめの1冊」、「ポケットの中の頼れる先輩」。ビジネスに関わる基礎知識を身に付けたいときに真っ先に思い浮かぶ入門書レーベルとして強みを発揮している。
日経文庫の創刊70年を迎えて日経BPでは、記念フェア「手前みそですが、編集長が全力でおすすめする日経文庫」を展開している。
日経文庫のロングセラーを中心に60冊を選書。「20年以上売れ続けている定番」をはじめ「デジタル最新事情」、「ビジネス思考力」、「コミュニケーション能力」、「経済と金融」、「会計と財務」、「人事」、「環境・資源」、「ビジネス教養と知識」、「法律」など10のテーマに分けて、実学の基本から旬で多彩なテーマまで提案しており、店舗ごとの特性に合わせてお好みのテーマやボリュームで展開できる。また、同社が運営する日経BOOKプラスでも月2回程度、計10回にわたり編集長と担当編集者たちがおすすめポイントを紹介する。
日経BPマーケティング・リテール営業ユニットの今井勇太さんは「『日経文庫70周年』を今春の日経特約店会でリリースした際、フェア開催を熱望する声が多く届けられ実現に至りました。一人でも多くの読者に日経文庫を届けられるよう、ご協力をお願いします」とフェアへの参加を呼び掛けている。
2024年8月、日経文庫は創刊70周年を迎えました。私は10年前の60周年を日経文庫編集長として迎え、今回ラッキーなことに再び編集長として70周年をお祝いすることができました。経済・経営・ビジネス実務で「はじめの1冊」「ポケットの中の頼れる先輩」として独自のブランドを築いてきた日経文庫。値段や分量は手ごろでも、内容は妥協しない本格派、超一流の著者陣、読み継がれるロングセラー―そんな日経文庫の魅力を伝えていきます。
ご紹介した日経BOOKプラスの連動記事の1回目「何十年も売れ続けている定番の日経文庫11冊を編集長が解説」は、おかげさまで予想を大きく上回る反響があり、「はてなブックマーク」では総合第1位を獲得しました。2回目以降も多くの方に読んでいただける記事をそろえています。
上にあげている定番以外にも、様々なテーマのロングセラーを選書しています。ぜひ注文書をお取り寄せいただき、お客様の属性やお好みのボリュームに合わせてご注文ください。
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