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2025年の1月2日から2月9日までにかけて、ビジネス書で最も売れているのが、『移動する人はうまくいく』(すばる舎)です。1階ビジネス書フロアだけではなく、2階一般書、3階専門書でも話題書として展開しており、ビジネスパーソン以外からの引き合いもある。同書の旧版『移動力』からタイトルや装丁を刷新したことで、より多くの層に拡大したのでは。
宣伝会議刊行の『君は戦略を立てることができるか』の著者・音部大輔氏は、マーケティング戦略に関する本を数多く手掛けているが、今回は入門的な内容で、それだけ間口も広く、販売数も伸びています。
また「休養」は、今の旬なテーマ。「サボる」や「怠ける」など、マイナスのイメージが持たれがちだが、そうではなくいかにパフォーマンスを高め、維持するか、そのために「いかに戦略的に休むか」といったテーマのビジネス書が好評。例えば『休養学 あなたを疲れから救う』(東洋経済新報社)や、『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(クロスメディア・パブリッシング)などは当店でも売れています。
また「言語化」をテーマにしたビジネス書は、一定数の需要があります。新刊の刊行点数も多く、『こうやって頭のなかを言語化する。』(PHP研究所)などのように、話題書などで展開し、実際に売り伸ばしている書籍も多いテーマです。
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