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こどもの本ブックフェア 暑い京都で熱く開催

3日間で4千人以上が来場

 2023こどもの本ブックフェア・京都会場(京都トーハン会、トーハン京都支店主催)が7月23日~25日、京都市左京区の京都市勧業館(みやこめっせ)で開かれ、3日間で4834人の家族連れや学校関係者が来場した。

 38回目となる今年は、300の出版社が絵本、児童書、外国絵本、紙芝居など2万点5万冊を展示。絵本作家のトークショーに読み聞かせ、ワークショップなど多様なイベントも催され、子どもたちは夏休みのひと時を楽しんだ。

京都新聞「お話を絵にするコンクール」イベントの様子

 初日のオープニングセレモニーでは、京都市小学校図書館研究会・西健児会長(上鳥羽小・校長)が「このブックフェアは、子どもたち、保護者、学校関係者においても夏休みの到来を実感させる素晴らしいイベント。国語の授業で『本はともだち』という単元がある。夏休み、たくさんの本の友達をつくって、その中から親友を見つけてほしい」と祝辞。

 協賛の日本児童図書出版協会を代表して童心社・後藤修平社長は、「子どもが本に出合う環境をつくるのは大人の責任。会場で1冊でも多くの素敵な本と出合ってほしい」と述べた。

 主催のトーハン・豊田広宣専務執行役員は、「読書が好きな子どもは78%超」という文科省の調査を示し、「読書の指導、環境を整えれば、まだまだ読書率が高まる可能性を秘めている。やはり読書は幼少期から重要」と強調した。

「学校関係者コーナー」で教材を吟味する教員ら

 開場後すぐに場内は人で溢れ、教育関係者も232 校から来場するなど、「良書が集結する夏の風物詩」として賑わいを見せていた。

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