三洋堂ホールディングス(HD)は9月下旬、愛知県内に同社初の直営トレーディングカード専門店「ホビープラネットイオンモール常滑店」を出店する。
同社はこれまで、レンタルスペース撤退後の新業態として既存店内に「三洋堂トレカ館」(現在19店)を導入してきたが、「ホビープラネットイオンモール常滑店」は単独での出店でトレカ販売・買取専業となる。一部にゲーム攻略本などを置く可能性はあるが、書籍や雑誌などの取り扱いはない。店舗面積は44坪。場所はイオンモール常滑2階。
三洋堂HDが8月10日に発表した2024年3月期第1四半期決算は売上高41億6400万円(前年同期比0.2%減)、営業損失8400万円(前年同期は9300万円の赤字)だった。
部門別売上高では書店が11%減の23億4300万円。当期から、これまでTVゲーム部門に含まれていたトレカをトレカ部門として独立させた。トレカ売上高は4億3600万円で、前年同期比2.7倍と大きく伸長した。トレカ部門の売上高は文具・雑貨・食品部門(4億200万円)を上回った。
同社は2024年3月期通期で売上高178億円、営業利益5000万円を見込んでいる。
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