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本屋大賞『汝、星のごとく』(講談社) 凪良ゆうさんが「花火大会」で書店、書店員に感謝

「書店と書店員、読者に恩返しをしたい」という凪良さん

 凪良ゆうさんが書いた『汝、星のごとく』(講談社)は今年4月、第20回本屋大賞を受賞した。2度目の大賞受賞となった凪良さんの「書店と書店員さん、読者の皆さんに恩返しをしたい」という思いを受け、講談社は8月14日から「『汝、星のごとく』花火大会」を全国の約300書店で開催している。9月13日まで。また、同19日には東京・六本木の蔦屋書店で1日限りの「本屋でプロジェクションマッピング花火大会」も開催。凪良さんも参加し、書店のウインドウに大きく映し出された花火を、多くの来店者とともに見上げた。

 「『汝、星のごとく』花火大会」は、「スマホで打ち上げよう。本屋であなただけの手のひら花火」と題したデジタル花火大会を全国の書店で開くイベント。全国の書店店頭のポスターにある二次元コードをスマホで読み込むと、AR技術を使って書店内の好きな場所を背景に「花火」を打ち上げることができる。自分の好きな本や書店の棚を背景にスマホで写真を撮り、SNSに投稿すると、図書カードが当たるキャンペーンも実施している。

書店のウインドウに映し出された花火を見る凪良さん

 その一環として、8月19日には1日限定のイベント「本屋でプロジェクションマッピング花火大会」が六本木 蔦屋書店 ROPPONGI ATRIUMで開かれ、19時から1時間おきに計4回、書店の大きなウインドウに大きな花火が何度も映し出された。打ち上がった花火は、『汝、星のごとく』の作中に描かれた愛媛県今治市の「おんまく」祭りの花火をモチーフとした。

「これからも書店で素敵な本に出会ってほしい」

 当日夜、最初の花火を前に来店した凪良さんがあいさつ。「3年前の2020年に『流浪の月』(東京創元社)で初めて本屋大賞を受賞した。しかし、その日は日本で初めて新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令された日でもあった。言うまでもなく、受賞式は中止となり、翌日から多くの書店さんが休業、時短営業に入られた。不安の中で、何よりも悲しかったのは応援してくださった書店員さんに、直に御礼の言葉すら言えなかったこと」と振り返った。

 そして今年、『汝、星のごとく』で2度目の本屋大賞を受賞した。凪良さんは「本当に予想していなかったので、言葉にならないほどうれしかった。受賞式でもずっと言えなかった御礼の言葉を伝えるとともに、書店員の皆さんに『これからも小説をよろしくお願いします。一緒に盛り上げていきましょう』と話した」ことを来店したファンらに報告。

 そのうえで、「出版不況と言われて久しいなか、コロナ禍の影響もあって、近年は多くの書店さんが閉店されている。書店は本を買うだけではなく、さまざまな物語と出会うことができ、喜びを得られる場所。その場所は読者の皆さんに訪れていただくことで、一層輝きを増す。本当に辛い時期に書店を守ってくださった書店員の皆さん、書店に足を運んでくれた読者の皆さんに、あらためて御礼を申し上げたい」と強調。

 最後に、「これからも、そしてこれまで以上に、書店で魅力的な花火が打ち上がるようにという願いを込めて、今回の花火大会を講談社さんと一緒に企画させていただいた。今後も読者の皆さんが書店で素敵な本に出会うよう願いを込めて、花火大会を始めたい」と語り、来店者とともに打ち上げられる花火を見守った。

 また、当日の書店内には「名言ぶっくじ」や「あなたのよみくじ」といった新たな本との偶然の出会いを体験できるミニ屋台も用意。多くの来店者が体験していた。

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