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書店新風会山形総会開催 角川春樹氏がトークセッション、次回は豊川堂(豊橋市)が幹事書店

 書店新風会は9月21日、第61回となる地方総会「山形総会」を山形県蔵王温泉のタカミヤヴィレッジ「ホテル樹林」で開催し、会員書店16社18名、出版社77社85名をはじめ105社137名が参加。次回地方総会は豊川堂を幹事書店に愛知県豊橋市で開くことを発表した。

 山形総会は、幹事書店となった八文字屋の本店と天童店で臨店研修を行ったのち、会場となったホテル樹林で新文化通信社・丸島基和社長のMCで角川春樹事務所・角川春樹社長のトークセッションを開催。角川社長は書店支援の取り組みなどについて話し、業界が一丸となることの必要性などを訴えた。

懇親会であいさつする大垣会長

 続いて会員書店のみによる総会が開かれ、その後の懇親会で大垣守弘会長(大垣書店)は「先ほど角川春樹さんと講演前に話をしていたら、『今日は書店を応援するために来た』、『書店がしっかりお客さんのためにやるべきことをやりなさい』とご指導いただいた。こういう場で皆さん交流して、ご指導、アドバイスいただくことによって、我々は元気をいただきながら、しっかりと日本の書店業界を盛り上げていきたいと思う」とあいさつ。

 続いて出版社を代表して河出書房新社・小野寺優社長が乾杯のあいさつに立ち、「八文字屋さんはお客様にどうすれば書店空間を楽しんでいただけるかに心を配っている。さらに、オンラインストアの大々的な展開、オリジナルクッズの開発・販売、プレミアム会員向け『八文字屋plus』の発行など、店頭に来ない間も常にお客様に社名を意識してもらう取り組みを行っている。書店の来店客数が問題となってる中で、この立体的な取り組みは、我々に大きな示唆を与えてくれる。あとは我々出版社がそういう思いを持つ書店さんとどうやって何をやっていくかだと思う」と述べ乾杯した。

 懇親会の最後に豊川堂・髙須大輔社長があいさつに立ち、次回の地方総会を自社が幹事書店となって豊橋市で開催することを報告した。日程は未定。

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