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ブックエース「TSUTAYAデイズタウンつくば」文化拠点目指す 企業版ふるさと納税で地域貢献も

店舗入り口のイメージ

 株式会社ブックエースは10月17日、茨城県つくば市に本、音楽、映画、文具、雑貨、ゲームーなどの複合型書店「TSUTAYAデイズタウンつくば」をオープンするが、ブランドメッセージ「つくばカルチャーベース」を掲げて文化拠点を目指す。また、企業版ふるさと納税制度を活用した寄付を実施するなど地域貢献策も打ち出す。

 同店は2022年10月16日に閉店した「TSUTAYALALAガーデンつくば」の後継店として開店する。売場面積は約700坪。店舗入口には木目調什器による「生活提案エリア」を設置。店内奥に本棚で隔てた「エンタメ・カルチャーエリア」を設ける。営業時間は10~22時、不定休。

 「生活提案エリア」は児童書、学習参考書、ビジネス書、専門書、実用書などを揃え、児童書売り場は人工芝の床に木製ベンチを置く。また、ビールやワイン等の酒類を含めた食雑貨も扱う予定。

 「エンタメ・カルチャーエリア」では、アナログレコードのレンタルと中古販売を実施し、音響機器も取扱う。映画レンタルコーナーは往年の名作をはじめ地域随一の在庫を揃える。コミックコーナーはレンタルでは流通していない名作も揃え、出版社とコラボした店舗限定のオリジナル特典も用意する。トレカエース(トレーディングカード専門店)は最大座席数100席で地域最大級となる。

 ブランドメッセージロゴを見開きの本や筑波山に見える形に配置し、販売袋やブックカバーなどに使用する。また、店舗オリジナルで筑波山型の耳がついたロボットのキャラクターを作成。10種類のデザインでキャラクター入りのしおりを作る。キャラクターの名称はオープン後に来店客から募集する。

ブランドメッセージロゴ(上)とオリジナルキャラクター

地域貢献策を実施

 地域貢献の一環としてつくば市へ企業版ふるさと納税制度を活用した寄付を実施。雑誌・コミック・書籍の売上1 冊につき 10 円を寄付する。寄付金はつくば市内の小学校の図書室の蔵書充実に活用される。期間は10月17日から24年3月31日まで。同社ではこの間に200万円程度の寄付額を想定している。

 また、つくば市内の研究機関の最新情報を発信する専門書売場を充実。研究機関と連携したイベント、フェアも実施予定。

□所在地=305-0032茨城県つくば市竹園1-9-2/電話=029-846-4920

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