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【アスコム】加藤茶&綾菜夫妻 初のトークイベント開催

ドリフの名フレーズを披露する加藤さんと一緒に歌う彩菜さん

 アスコムは10月12日、「加藤家の出版記念トークイベント」を東京・渋谷のSHIBUYA TSUTAYAで開催した。ザ・ドリフターズ(以下ドリフ)の加藤茶&綾菜夫妻がそろってイベントに登場するのは初とあって、多くのファンが駆けつけた。

 今年の3月で80歳になった加藤さんは、子どものころから現在に至るまでの自身の生き様を記した初のフォトエッセイ『加藤茶パーソナルブック home』(カエルム)を、綾菜さんは、夫の健康と長生きを願って医師や専門家に学んだレシピ集『加藤家の食卓』(アスコム)をそれぞれ9月に出版した。『加藤家の食卓』は、発売から2カ月弱で4万部を突破している。

 加藤さんの夢は「108歳(茶寿)まで元気に舞台に立つこと」、彩菜さんの夢は「その夢を叶えること」だという。

 12年前に結婚したころは、ラーメンやハンバーグなど、しょっぱくて味の濃いものを好んでいた夫の健康管理のため、彩菜さんは医師や専門家の指導を仰いで食事を作るようになった。そんな妻のレシピ本の中で加藤さんがとくにお気に入りなのは「ちらし寿司」とのこと。

 一方の彩菜さんが、加藤さんの著書に掲載されているポートレートを客席に見せながら「80歳ですよ! カッコ良くないですか」と言うと、会場からは賛同の拍手が起きた。写真を撮られるのが今まで好きではなかったという加藤さんだが、「今回のカメラマンは良かった」と絶賛した。

 加藤さんは、「80年の人生がぜんぶこの本に載っている」とし、ドリフに入ったのが「人生のターニングポイント」だったと語り、「コメディをやって笑ってもらえるのが、こんなに楽しいとは思わなかった」とドリフの思い出とともに振り返った。綾菜さんは「健康に生きるのが大切だとこの5年で学んだ」とし、「ぜひ氷出しを作ってください」とアピールした。

幅広い世代のファンが集結、往年の名フレーズも披露

 後半の質問コーナーでは、参加者が次々と挙手した。彩菜さんがやっているSNSの影響もあり、ドリフ時代からのファンだけではなく、高校生や20代といった若いファンの姿も目立った。19歳の女性から「10代のうちにやっておくといいことは?」と問われると、加藤さんは少し考えてから「恋愛かな」と一言。モテる秘訣を問われ、「素直に、ありのままの自分を見せること」とアドバイスした。

 終始、トークをリードしていた彩菜さんは、「(加藤さんに)甘えることはないんですか?」と質問されると、あえて甘える必要がないほど「(加藤さんには)包容力がある」とノロケた。

 最後にファンのリクエストで、ドリフの人気テレビ番組『8時だョ!全員集合』のエンディング曲『ドリフのビバノン音頭』を全員で合唱し、加藤さんは「風呂入れよ!」「歯磨けよ!」といったおなじみのフレーズを生披露。会場は温かな雰囲気に包まれた。

『加藤茶パーソナルブック home』カエルム刊/B5変型/146㌻/定価1980円(税込)

『加藤家の食卓』アスコム刊/210×150mm/128㌻/定価1496円(税込)

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