三省堂書店は7月26日から3回にわたり、オンライン講座「めくる塾 夏期特別講座」として、読者と業界関係者を対象に「これからの本、読者、書店について一緒に考えよう」を開催する。
第1回は7月26日20時~21時20分、新刊『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)の著者・三宅香帆氏による「三宅香帆さんと考えよう 働いていても本が読める社会であるためには」。進行役はブックジャーナリスト内田剛氏。申し込み=https://peatix.com/event/4046482
第2回は8月20日20時~21時30分、小説紹介クリエーターけんご氏による「けんごさんと語ろう 読書の楽しみの伝え方」。進行役はブックジャーナリスト内田剛氏。申し込み=https://peatix.com/event/4009423
第3回は8月23日20時~21時20分、三宅玲子氏と書店主による「本屋のない人生なんて―本屋さんトークセッション」。書店の出演者は高久書店・高木久直氏、ウィー東條店・佐藤友則氏、三省堂書店留萌店・今拓己氏。申し込み=https://peatix.com/event/4044074
受講料は各回2200円(税込)、3回通しチケット6600円(税込)+通しチケット特典「講座サマリーレポート」。3回通し申し込み=https://peatix.com/event/4045806。問い合わせは三省堂書店クラブ三省堂事務局、メール=infcssd@mail.books-sanseido.co.jp
「めくる塾」は同書店がクラブ三省堂会員および読者に向け2023年11月にスタートしたオンライン講座。毎月様々なジャンル、テーマで開催している。
三省堂書店社長・亀井崇雄氏のコメント
スマホの画面を凝視する人々の間を縫って歩く日々・・・。その手に持っている物をスマホから本に変えるにはどうしたら良いだろうか、と考えを巡らせるも有効な解決策を導き出せぬまま時は流れ、書店の運営は年々難しくなっています。報じられるのは書店の閉店とそれを惜しむ人々の声。何故か閉店間際の書店は盛況になる。これだけの人を平時に集められないものか・・・と悶々としながらも、書店の閉店を受け入れるしかありません。
もっと本が読まれるようになればこの国はもっと元気になるはずなのに・・・、我々が送り届ける本には素晴らしい魅力があるはずなのに・・・、忸怩たる思いを胸に、我々書店ができることは何か考え、この度は「書店の原点」に立ち返る3つの企画のご紹介をさせていただきます。
書店は好奇心が集まる場所。そんな書店が元気に輝き続けるために皆様と悩みを共有し、書店と本の未来について語り合う場を設けました。ご参加の方が本の魅力を再認識し、読書の裾野が広がるようなイベントを目指してまいります。多くの方にご参加いただけますと幸いです。
「三省堂書店めくる塾」は著者が講師となって、本には書ききれなかったことまで読者といっしょに語り合う場として、ネット上に生まれた学び場です。本のページをめくるように好奇心をひらいてみれば、あらゆる場所で本との豊かな時間がはじまる・・・、そんな理念を持って取り組んでおります。これからも書店の可能性を切り開いてまいります。今後の動きにご注目ください。
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