トーハンは1月6日、同社・川上浩明社長から社員へのメッセージを発し、オンラインで本社から全国の拠点にも同時配信した。あいさつの要旨は以下の通り。
川上浩明社長 年頭あいさつ(要旨)
一年前は能登震災の書店復旧のため全社応援態勢を取っていたが、今年は平穏のうちに越年でき、全国各地の書店の販売状況もおおむね堅調で、幸先の良い新年となった。
新中期経営計画「BEYOND」に沿って進んできたこの一年、トーハンは多くの課題に対してビジョンと具体策を提示してきた。例を挙げれば、「TONETS V」のフルリニューアルや、版権ビジネスの管理システム「TORAS」の開発と提供、小規模書店開業サポートパッケージHONYALのリリース、オリジナルコミックレーベルの立ち上げなど、さまざまな分野で新たな取り組みをスタートさせてきた。不動産事業も計画通りの進捗で会社全体の収益基盤となり、本業改革と新規事業領域への挑戦を支えている。
2025年は物流センターの再配置や日本出版販売との書籍返品協業も計画しており、トーハンは取次としてさらに大きな使命と責任を負うこととなる。JPICと協力した政官民連携の動きもいよいよ本格化してくる。私たちは出版流通を担う企業として、みずから革新に取り組み、ビジョンを共有するすべてのステークホルダーとともに力強く前進していこう。
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