第70回産経児童出版文化賞(産経新聞社主催、フジテレビジョン、ニッポン放送後援、JR7社、タイヘイ協賛)の贈賞式が6月6日、秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまをお迎えし、東京・元赤坂の明治記念館で行われた。
大賞の「新装版 車のいろは空のいろ ゆめでもいい」(ポプラ社)は、ロングセラー童話集の22年ぶりの新刊。著者のあまんきみこさん(91)が受賞者を代表してあいさつに立ち、「今もワクワクドキドキしながら作品を書いています。子供たちに少しでも響きますように」と、涙ぐみながら喜びを述べた。
約60人が出席した贈賞式の冒頭で、産経新聞社の近藤哲司社長が「今年は70回目の節目。子供たちの想像力や夢を育んできた児童書の発展に役立ってきたなら大きな喜び」とあいさつ。続いて、佳子さまが「多様な児童書が表彰されますことを大変喜ばしく思います」とお言葉を述べられ、受賞者に各賞が贈呈された。
産経児童出版文化賞は、次世代を担う子供たちに優れた本を紹介する目的で、1954年に創設。今年は昨年1年間に出版された児童向け図書など4203点の中から、大賞など9作品と奨励賞1作品が選ばれた。
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