中央公論新社は8月26日、第60回「谷崎潤一郎賞」の選考会を開き、柴崎友香氏が書いた『続きと始まり』(集英社)を受賞作に決めた。池澤夏樹、川上弘美、桐野夏生、堀江敏幸の選考委員4氏(筒井康隆氏は欠席)が審査した。選評は、10月10日発売の『中央公論』11月号に掲載される予定。贈賞式は、10月17日に都内で開催する。
柴崎氏は1973年大阪府生まれ。2007年『その街の今は』で織田作之助賞、10年『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞、14年「春の庭」で芥川賞、24年『続きと始まり』で芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞している。
コメント