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『地図帳の深読み 鉄道編』 帝国書院

A5判/184㌻/ 定価1980円

単なる雑学本にはない、奥深さを追求


 ほぼ全国民が、好きでも嫌いでも手に取ったはずの「学校用の地図帳」。そんな世紀のベストセラーをもう一度ひも解くと、学生時代には見えなかった事象がいくつも見られるはずです。普段から地図に見慣れた弊社社員では当たり前のことも、意外と一般読者の方々は知らないもの。

 『地図帳の深読みシリーズ』は、そんな一般読者の方々を対象に、軽妙な筆致で人気の地図エッセイスト今尾恵介先生をお迎えして2019年に第1弾を発売しました。「地図」を主体に構成されるため、単なる雑学本にはない奥深さを目指して編集しました。

 最新版の地図帳からの引用の他、創立105年を迎えた帝国書院の秘蔵地図を多数掲載し、現代社会の諸事情、近現代史、鉄道史など、さまざまな視点で愉しんでもらいたいと思います。

(店頭物プロジェクトチーム 大平原寛氏)


地図・地理ファンだけでなく、鉄道ファンも楽しめる一冊

『旅に出たくなる地図 日本』

 9月9日搬入、初版1万5000部で刊行する『地図帳の深読み 鉄道編』。第1弾『地図帳の深読み』(2019年8月)では初版8000部、第2弾の『地図帳の深読み 100年の変遷』(2021年8月)では初版1万2000部と徐々に発行部数を伸ばしたことにより、今回の第3弾で安定の人気を証明した。

 『地図帳の深読みシリーズ』はこれまで地図・地理ファンに愛されてきたが、本書はジャンルを超えて鉄道ファンにも満足してもらえる仕上がりになっている。

 また、2022年は鉄道150周年ということもあり、それに伴った話題性や露出の機会が増えるなど、多くの反響が期待される。鉄道150周年フェアや今尾恵介氏のフェア企画があるとすれば、既刊や類書との展開など、多方面での需要を喚起することができる。

 7月28日に取次搬入し、初版2万部の『旅に出たくなる地図 日本』も併せて読みたい一冊だ。

 今回で改訂21版の累計刷数かつ、累計刷部数は推定で少なくとも50万部以上あり、こちらも注目だ。

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