6つの物語にちりばめられた
愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集
蔦屋書店 嘉島 迫 彩子
見たいものしか見ようとせず、信じたいと思うものしか信じられない、
私はなんて小さい世界に生きているんだろう。
そう思い知らされた衝撃の作品。
草叢BOOKS 各務原店 川口 諭美
狂気は静かだ。読書ならぬ毒書だ。
最後の章からまた悪夢の輪廻のように最初に繋がる一節を見つけたとき、鳥肌が立った。
全部違って、全部疲れた。いい意味で。
明屋書店 厚狭店 小椋 さつき
スモールワールズ、まさに“家”という最小単位の世界で起こる出来事を描くのがとても秀逸。
こんな作家さんがいたのかと、今後が楽しみです!
明林堂書店 南宮崎店 河野 邦広
「上手」とはいえない生き方の葛藤を優しく炙り出す…
平静を装いながらも不器用に生きている我々の琴線により響く短篇集。
SuperKaBoS 鯖江店 峯森 和代
傷を抱えたまま、人は生きていく。その先に光が差しているのかはわからない。
それでも、次は、前とは違う何かを見つけられるかもしれない。
柳正堂書店甲府昭和イトーヨーカドー店 山本 机久美
一穂ミチとは一体何者なのか?甘やかな毒が身体中に巡り、いつしか虜になってしまう。
読んでほしいけど、教えたくない……!魅惑の6つの短編集。
文信堂書店 長岡店 實山 美穂
各作品に毒が散りばめられ、読んでいてドキドキするのに、
次はどんな話なんだろうとワクワクしてしまう短編集。とても衝撃的な読書体験ができました。
うさぎや 宇都宮駅東口店 矢口 留利
どの話も全く違った読後感に、本当に一人の作家さんが書いてるのか?と思ってしまう程。
多彩で、唯一無二。
あー。読んだ人と、この話のココが好きだと叫び合いたい。
青山学院購買会AGU bookcafe 小林 沙耶
登場人物の誰もが魅力的で、描かれ方に惹かれ、一人一人の物語をもっと読みたいととても思っています。
長編も期待しています。
東京理科大学生協 神楽坂店 内山 博子
私の人生のお守り代わりにします。
凹んだ時や悲しい時でも、この本があると思うだけで心強く、救われる気がします。
この本は希望です。
【内容紹介】
夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。向き合えなかった父と子。大切なことを言えないまま別れてしまった高校時代の先輩と後輩。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。
■四六判/304㌻/定価1650円
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