大和書房(東京・文京区)は7月7日、『ユダヤ人大富豪の教え』のシリーズが刊行から20年となる今年、累計200万部を突破したことを記念して、東京・港区の明治記念館で「祝う会」を開催した。会場には、来賓や書店関係者など約100人がお祝いに駆けつけた。
著者の本田健氏はあいさつに立ち、大和書房の前社長・南暁氏との思い出を話すとともに、同社と書店関係者に感謝の言葉を述べた。また、同書の題材となったユダヤ人・ゲラー氏との思い出の写真などをスライドで見せながら、本を書くことになった経緯や今までに1200人以上の〝幸せなお金持ち〟を取材したといったエピソードを語った。
同書は5年前から海外でも出版されるようになり、バンクーバーなど日本国外でも講演会を広く行っている。本田氏は、「ヘルシンキで読者に声を掛けられた」と国内にとどまらない反響に自身も驚いている様子を見せた。
次に、大和書房の佐藤靖社長が登壇し、本田氏との20年に及ぶ付き合いに感謝の意を述べた。本田氏との関係が続いているのは、前社長・南氏との関わりが大きかったとし、南氏からの手紙を代読した。手紙には、「本はたった一行で運命を変えるというけれど、私自身が変えられた」と本田氏との出会いへの感謝の気持ちが綴られ、「熱い思いをこれからも抱いてください」とエールが送られた。
また、20周年を記念して、愛蔵版とエッセンシャル版の2冊がそれぞれ発売された。
コメント