文化通信社は11月にセミナー「出版業界のキーパーソンに聞く」(全3回)を開催する。このほど直接取引を目指す合弁会社を設立した紀伊國屋書店の藤則幸男代表取締役副社長、複合化による収益モデルで出店を続けるブックエース奥野康作代表取締役社長、出版流通改革に向け出版社との交渉を本格化するトーハンの川上浩明代表取締役副社長が登壇する。
各講座のテーマは第1講座(11月2日)が「書店主導の出版流通改革―紀伊國屋書店の今と目指す方向性とは」、第2講座(11月17日)が「効率化と高粗利率、独自ノウハウで成長を続ける書店― ブックエースの戦術と戦略」、第3講座(11月30日)が「持続可能な出版流通を目指して―大手取次・トーハンの挑戦」。
藤則氏は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)・日本出版販売(日販)と共同出資会社ブックセラーズ&カンパニーを設立するなどして取り組む書店主導の出版流通改革や、好調な海外店舗の状況について、奥野氏は生産性向上策や独自ノウハウの複合展開により粗利益率32%を確保し出店を続ける同社の事業戦略について、川上氏は新たな仕入プラットフォームの開発や、出版社との条件交渉などを急ピッチで進める出版流通改革の行方などについて話す。
いずれも15時から16時30分、zoomによるオンライン開催(参加者限定アーカイブあり)。参加費は各6000円、3回通し1万5,000円(いずれも税込)。
詳細と申し込みはサイトまで。
問い合わせは電話=070-5595-0851、メール=jigyou@bunkanews.co.jp(担当:孫)。
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