潮出版社は6月5日、温泉エッセイストで跡見学園女子大学兼任講師の山崎まゆみ氏の新刊『宿帳が語る昭和一〇〇年 温泉で素顔を見せたあの人』を発売する。西城秀樹、志村けん、松田優作、樹木希林ら、今も多くの人の心を惹きつける輝かしい「昭和」の時代を代表するスターたち。長年温泉の魅力を取材し発信し続けてきた山崎氏が、彼らの知られざる「素顔」を描いたノンフィクションだ。
山崎氏は、現在33カ国の温泉を訪問。観光庁や地方自治体の観光政策会議に有識者として多数参画。近年は「高齢者や身体の不自由な人にこそ温泉」を提唱し、『行ってみようよ!親孝行温泉』(昭文社)を刊行するなど、著作は23冊。東京新聞、観光経済新聞、オール讀物、味の手帖などで連載中。NHKラジオ深夜便にも出演中(毎月第4水曜日)。
どんな著名人でも地位や名声、肩書といった重い荷をふっと下ろしてしまう魔力を持った「温泉宿」。本作では、彼らを迎え入れた宿の主人・女将の言葉や、宿がたどってきた歴史、「昭和」という時代の空気から、温泉宿の不思議な力の源泉を読み解いていく。
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