出版取次大手のトーハンは9月19日、創立74周年を迎えた。同社の近藤敏貴社長は社内ネットワークを通じて、従業員にメッセージを発信した。要旨は次の通り。
近藤敏貴社長あいさつ(要旨)
創立74周年にあたり、長年にわたるお取引先のご支援に心から感謝したい。
2023年度は中期経営計画の総仕上げにあたる年だ。振り返ればREBORNの出発点は、ドイツ出版業界に範を求めつつ、新たな日本型出版流通モデルを創り上げようと着想したことだった。この構想に対し、広く業界内外の賛同と支援を得ることができ、私たちは思い描いた将来に向けて今も着実に前進を続けている。
REBORNでは本業と新規事業を両面で展開してきた。これにより当社自身の事業構造や組織体制も引き締まり、いっそう強靭になってきた。特に今春より事業部制に移行し、早くも半年が経過したが、組織の自律性やスピード感が高まり、下半期以降もよりダイナミックに動いていく手応えを感じている。市場環境は決して楽観視できないが、社員の皆の努力により、当社はその中でなお闘える筋肉質な会社に変わってきた。
かつてない変化の時代、ビジネスパートナーからはトーハンのさらなる進化に大きな期待が寄せられている。長年の得意先はもちろんのこと、続々と新たな取引のご要望も頂いている。この厚い期待と信頼に、私たち一人一人が誠実な仕事で応え、ともに未来を切り開いていこう。
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